小川萍流


詞書

琵琶行

本文

江荻の穂にあらはれてまつの緒の
むすほほれたる聲のかなしさ

署名

萍流

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 小川萍流( ~文政3年) 歌人。名は勇、初め布淑と称し後薙髪して棒流と号した。京都の人、河原町竹屋町南に住し、京極宮に仕えた。歌を小沢芦庵に学び芦門四天王の一に数えられ、芦庵の歌集六帖詠草に跋文を書いている。尚、文化十一年の春にはその六十の賀宴を丸山左阿弥に催しているが羽倉信美は心静延寿と題して「動きなき南の山の柔の木のたかき齢やかきりなるらん」の一首を贈っている。文政三年二月二十七日没、年六十九。(文化十 和歌)
寸法: 縦35.5cm 横5.2cm
紙質: 和紙
製法: 薄短冊(裏打なし)
模様: 型模様:刷毛引(金泥),金銀箔砂子模様:金砂ちらし
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: