山田繁雅

はつきもちの日雨ふりてゆふくれのほともくもリかちなりしに夜ふくるまま月きよかりけれは

買ふ時は雨そゝきにてかくそとも
はからぬ年の月のさやけさ

繁雅

* 山田繁雅（～文化１０年）狂歌師。得閑斎と号した。京都の人堺町四条北に住み狂歌を以って知られた。文化七年刊狂歌手毎の花には山田社中として門人十五名を挙げている。文化八年に狂歌紅葉集を著わしている。文化十年七月廿九日没、年六十六。（文化十歌）

寸法：	縦35.9ｃｍ　横6.0ｃｍ
紙質：	和紙
製法：	厚短冊（裏打あり）
模様：	型模様：（うす茶）霞，押し模様：布目
書風：
用字：
書式：	初、三、五句における墨継ぎ：あり，上下句の頭に漢字を揃えない：あり，二行の頭を同じ高さに揃える：あり
風：