聞中


詞書

梅の咲る頃浪華なる人によみておくる

本文

風さそふ春へを三津の梅か香は
きみか袖にやとめて来ぬらん

署名

聞中

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 聞中() 僧(禅宗)。諱浄復、字聞中、号幻處、俗姓鈴木氏、伊勢神戸の人。州の法泉寺雷巌和尚に投じ薙染し後相国寺大典蕉中禅師に従って文字禅を参究し其中間蘗山に分座し法泉に開堂したが晩年は洛北円光寺に隠栖文政十二年九月十七日示寂、寿九十一。(文化十 僧禅 日光御坊 長夜とあり 文政五 僧禅)
寸法: 縦36.7cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 型模様:雲(金泥.金箔),押し模様,金銀箔砂子模様:雲(金泥.金箔).霞(金泥.刷引)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: