宣明


詞書

寿量品のこころをよめる

本文

うへみえぬ鷲の御山に澄月の
雲かくれしと見るはひか目か

署名


読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 宣明(寛延3年~文政4年) 僧(真宗)。号は巴陵、諡号円乗院。大谷派講師。越中高岡開正寺住持。父は恵山、母は石井氏寛延三年生、十八歳京都高倉学寮に入り慧琳随慧に業をうけ、兼ねて奈良初瀬等において倶舎・唯識等の余乗を学び具舎論において特に優れていたので倶舎宣明と称せられた。その後高倉学寮に瑜伽師地論を講じ、安永九年には教行信証御自釈を刊行した。寛政三年六月擬講に進み尓来累年文類聚鈔をはじめ多くの経疏を講じ文化八年二月に講師に任ぜられた。文政四年五月十七日寂、寿七十二。(文化十 僧 文政五 僧)
寸法: 縦36.4cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 型模様:青.丸型,押し模様:布目,金銀箔砂子模様
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: