望月武然(雪下庵)詞書本文尉属ひやく衣て来たり春の雪 署名雪下庵 読み下だし英訳メタ情報略伝* 望月武然(享保5年~享和3年) 書家(篆刻 俳諧)姓は源、字は明一又は知常、源明とも称した。初めは吉田氏後望月氏を嗣ぐ。方壺山人、啓斎、六浦釣徒、雪下庵等の号がある。京都の人、享保五年生 れ、長じて書を細井広沢に学び御幸町丸太町下ルに住して篆刻を業とした。安永年中に「正字千字文」二冊を刊行している。業余俳諧を机墨庵宋屋に学び宋屋没 後その後を嗣ぎ、蕪村、大祗等と交わった。享和三年正月廿三日没、年八十四、洛東真如堂に葬る。その墓碑には「人々百歳の後極楽往生して必らず尋ねきませ よ」と題して「華の降る奥ぞ兜卒といふ在所 雪下庵」の句が刻まれている。(明和五 篆刻家 安永 書家 再出 篆刻家 天明ニ 書家 再出 篆刻家)
|