佐々木景欽


詞書

山家月

本文

わかいほは老木の松の陰なれは
葉こしに嶺の月を見るかな

署名

景欽

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 佐々木景欽( ~天保2年) 歌人。字は敬夫後に君朋、雪屋と号し佐々木雅楽助と称した。広島の人、壮歳京に上り香川黄中の門に入り歌を学び遂にその養子となり香川姓を名乗ったが、後故あって離別し本姓に復し、烏丸佛光寺北に住し歌をもって仙洞御所に奉仕し、文政五年正月新年御題の懐紙短冊を取揃へて天覧に供し、字を君朋と賜わった。天保二年九月十八日没、年五十八。高倉正行寺に葬る。法諡法樹院雪山景欽居士。(文政五 和歌 文政十三 和歌)
寸法: 縦36.3cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 押し模様:布目,版模様:菊唐草.蝶(雲母),地−うす茶
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: