小川弥彦(蓼翁)詞書梅の花のかたにせし臂肱しきを給たるをうれしみて物によめる 本文梅の花うかへるみつにそてひちし 署名蓼翁 読み下だし英訳メタ情報略伝* 小川弥彦(寛政4年~) 歌人。姓は源。通称松作。号如煙又は春洞。晩年は葉翁と称した。京都の人、歌人小川萍流の男。天保十二年自筆歌集四時の艸紙に「ことし五十年の春を迎えて」云々と記しているから寛政四年に生れたことが知られる。歌は小沢芦庵の流れを汲んでいる。嘉永元年亡父萍流原韓の六帖詠草給遺に小川英翁の名で跋文を書いている。尚嘉永三年には芦庵五十年忌を心性寺に於て開催しているがその時の春洞自筆門人連名回章には大原呑舟等二十五名が挙げられている。(文政五 和歌 嘉永五 和歌)
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