空山


詞書

不知夜月

本文

しはし猶待といふ名やみかきけむ
昨日にまさるいさ宵の月

署名

空山

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 空山() 僧(真宗)(歌人)。松風軒と号した。京都の人、中院通古卿次男。葉氏蔵和歌短册の附箋に江州前錦織寺御門主空山とあるから錦織寺に入寺して空山の法名を得たものであろう。文化十一年板石見国津和野柿本社奉納和歌集には空山中院家御連枝と出ている。初め椹木町室町東に住み後下立売油小路西に隠栖した。(文政五 和歌 文政十三 和歌 天保九 和歌)
寸法: 縦35.7cm 横6.1cm
紙質: 和紙
製法: 薄短冊(裏打なし)
模様: 漉き模様:打曇り
書風: 堂上家流:尊円風か
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: