萱原長秋


詞書

蛍火

本文

立帰りおなし野道を行見れは
ほたるも闇はたとるなりけり

署名

長秋

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 萱原長秋() 歌人。名は文蔵、長秋はその号、京都の人、文化十年季鷹六十賀宴歌集当座出席者の中に萱原長秋の名がみえる。文政五年の人物志には「当時遊江都」と出ているので一時江戸に滞在していたことが知られる。生没年未詳。(文政五 文雅)
寸法: 縦36.3cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:打曇り.上下青,金銀箔砂子模様
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり,女性は表に署名せず、裏の右下隅に署名する:あり
風: