桂殷(漪齋)
詞書
山家時雨
本文
柴の戸に時雨そめにしはしめより
この葉さそひてふらぬ日そなき
署名
漪斎
読み下だし
英訳
メタ情報
略伝
* 桂殷() 文雅家。名は喜六、道賢、字は咸々子、号は漪斎、通称桂彦右衛門、京都の人、面替町二条南に住し三州刈屋二万三千石土井伊豫守の京用達を勤めた。歌を小沢芦庵に学ぶ。没年享寿未詳。尚文政十三年の人物志文人画人の項に「桂呉鳳 両替町二条南桂彦右衛門」とあるから呉鳳と号して画筆も執っていたことが知られる。(文政五 文雅 文政十三 文人画)
寸法:
縦34.4cm 横5.6cm
紙質:
和紙
製法:
厚短冊(裏打あり)
模様:
書き模様:刷目(うす茶),型模様:雲(雲母),押し模様:縦縞
書風:
用字:
書式:
初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり,女性は表に署名せず、裏の右下隅に署名する:あり
風: