松尾直方(心齋)


詞書

友干君のふきつくふきつくしの玉の聲にならひてあるしにきこゆとて

本文

言の葉の花にふうきの宿とみれは
つちの筆にはかきもつくさす

署名

心斎

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 松尾直方() 歌人。通称松尾重兵衛、塀花園又は心斎の号がある。京高倉二条南に住み和歌を小沢芦庵の門に学んだ。芦庵手録の芦庵門人録には「直方、京町人小西源兵衛」とあり、羽倉信美詠草所見には「文政四年小西直方」と記されている。文化十一年石見津和野柿本社奉献和歌集には「直方高倉二条下松尾重兵衛」とあり、天保六年城戸千屯輯の「和歌八島の浪」には「京松尾心斎」と出ている。生没年未詳(文政五 文雅 文政十三 和歌)
寸法: 縦36.4cm 横5.6cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:刷毛目(金泥).染(うす茶)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり,女性は表に署名せず、裏の右下隅に署名する:あり
風: