桂有彰(澄丸)


詞書

伊勢参官

本文

あめ風は宮に納てをとめ子の
袖もかすみとひきつつく春洛

署名

澄丸

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 桂有彰( ~万延元年)文雅家(画・狂歌)姓は藤原、玉兎園澄丸又は寸美丸及び靑洋又は含水園と号した。通称桂藤右衛門。京都の人、新町蛸薬師南に住し絹布販売を業とした。業余画を岸駒に狂歌を初代雛丸に学び数多くの業績を残している。文政十二年板の狂歌都名物集三巻をはじめ十余部の著作がおる。万延元年三月十八日没、年七十四。(文政十三 文人画 文政 文 再出 文雅)
寸法: 縦36.5cm 横6.1cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:小松(銀泥),刷毛引(銀泥),押し模様:布目地
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: