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詞書
本文
一ふてに其ひとこゑをもらしつつ
みやこへこしの山ほととぎす
署名
鳩翁
読み下だし
英訳
メタ情報
略伝
* 柴田鳩翁(天明3年~天保10年) 心学者。名は享又は惟敬。字は陽方。鳩翁はその号。別に眉山、維鳩庵などの号がある。通称は謙蔵。京都の人。医師柴田玄証の男。天明三年生れ、年十一父命によって呉服商奈良屋に仕えたが読書を好み業余雑書の眈読に始終し十八歳父の死と共に主家を辞し江戸に下り苦学七年二十五歳帰京し建仁寺町五条上ル町に住して講説をこととしたが来り学ぶ者少く常に貧窮の内に過した。その後前川某の勤めによって心学の書を読み更に薩陲徳軒の紹介によって心学者手島堵庵の門に入り心学を会得し且つ鳴瀧法蔵寺の連峰和尚に参禅して禅法を悟り、遂に心学家として一家を成すに到った。各地の諸侯より招かれて講演し多数の帰依者輩出した。四十五歳眼疾の為に失明したが巡講を止めず平易明快なその道話は益々人々の讃仰するところとなった。天保十年五月三日没、年五十七、昌福寺に葬る。其著に有名な「鳩翁道話」が正、続、続々三編刊行されている。(天保九
漢学者)
寸法:
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縦36.4cm 横6.0cm
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紙質:
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和紙
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製法:
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厚短冊(裏打あり)
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模様:
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型模様:吹墨,金銀箔砂子模様:上部
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書風:
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用字:
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書式:
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二行の頭を同じ高さに揃える:あり
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風:
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