安代啓輔(敬)


詞書

吹上濱

本文

立渡る霞のそてに音信て
汐風とほく吹上のはま

署名


読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 安代啓輔( 嘉永2年) 医家。名は敬。字は万世。杏園と号し安代啓輔と称した。近江湖東国友郷士辻宗範の三男、西本願寺門跡侍医安代家四代寔庵の養子となり初名右門を啓輔と改めた。時に年二十。家は初代島田仙木が元禄七年に本願寺十四世寂如上人の侍医となって以来新町七条北に住し歴代本願寺に仕え、啓輔は第十八世本如上人に召出されて家業に勤仕した。嘉永二年四月十五日没。年五十五(天保九 医家)
寸法: 縦36.3cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:打曇り
書風:
用字:
書式: 上下句の頭に漢字を揃えない:なし
風: