二階堂淳昌


詞書

嵐山の花を見て

本文

咲花にあらしてふ名はいとへとも
ちりもはしめぬ山さくらかな

署名

淳昌

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 二階堂淳昌() 文雅家。字文禎、祥斎と号し二階堂織部と称した。京都の人。烏丸御池北に住み、和歌をよくした。以文社名簿に名が出ており尚歯会詩歌集に作歌が掲げられている。天保六年八月の鐸舎社中諸社奉納歌集中にも藤原淳昌(二階堂織部)の名によって詠進している。没年享寿未詳。(天保九 文雅)
寸法: 縦36.4cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:桜花漉さこみ,押し模様:絹目,全面■金染
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: