生駒光長


詞書

本文

秋といへはたた何となく露けくて
むかしおほゆる袖の月影

署名

光長

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 生駒光長(明和3年~天明6年) 医家。別名元珉。号君石。京都の人、新町中立売下町の禁裏の医師宜春院法印生駒元説の男。明和三年生れ、長して父の業を継ぎ医師となり禁裏に仕え法印に叙せられた。冷泉家の門に入り和歌を学んだ。この短冊は冷泉社中の宇野昌輔追善のための吟詠である。天明八年五月九日没、年七十四。大雄寺に葬る。(天明ニ 学者(医))
寸法: 縦35.8cm 横35.6cm
紙質: 和紙
製法: 薄短冊(裏打なし)
模様: 漉き模様:打曇り
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: