伴正順(温蔭)


詞書

いつつの色を一首によめとあり

本文

置霜に黄はみそめたる葉かくれの
うみ あさるむら烏かな

署名

温蔭

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 伴正順( ~嘉永7年) 文雅家。通称山本重三郎名は温卿後に温蔭、字は如玉、岱童又は香露斎と号した。京都の人。知恩院袋町に住し知恩院の坊官となり伴豊前と称した。和歌をよくしたが天保初年の以文会筆記同じく以文社尚歯集弘化二年の橘之香歌集等にその歌が採録されている。喜永七年二月六日没、知恩院山内誠心院に葬る。芳名心蓮庵正順法師。(天保九 文雅 嘉永五 文雅)
寸法: 縦36.0cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:吹墨(薄茶)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: