森寺常邦


詞書

余りに月の清けれは

本文

雲はみな拂はてたる大空に
ひかりのとけき長月の影

署名

常邦

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 森寺常邦() 書家。字は子保、号は玉骨通称森寺若狭守。京都の人、新椹木町夷川下ルに住し、三条家諸太夫を勤め傍ら小田海仙に画を学び書をよくした。安政五年戌午の変に際し父常安と共に国事に奔走し、松平慶永、山内豊信の画策を助け將軍継嗣及び外国処分の問題に就いて紛擾起りそれに連座して遂に嚴刑に処せられた。(嘉永五 書(漢))
寸法: 縦36.7cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:正,刷引き
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり,女性は表に署名せず、裏の右下隅に署名する:あり
風: