宇郷重国
詞書
篠霜
本文
置わたす葉末にいたく風吹は
しもに音ある野への篠原
署名
重国
読み下だし
英訳
メタ情報
略伝
* 宇郷重国( ~文久2年) 歌人。姓は橘。通称字郷重國。京都の人、伏見砂川に住し九条家諸大夫を勤め大舎人頭から玄藩頭に進んだ。地下次第安政四年の条に九条家諸大夫宇郷橋重國大舎人頭伊豆守三十五、とあることによって活躍の年時を推量出来る。同僚島田正辰と共に公武合一のことに奔走したために浪士の襲うところとなり文久二年八月二十二日凶刃に仆れた。教安院に葬る。(嘉永五 和歌)
寸法:
縦36.5cm 横6.0cm
紙質:
和紙
製法:
厚短冊(裏打あり)
模様:
型模様:刷り引き,ふきずみ(青)
書風:
用字:
書式:
初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: