岡本経寧(経春)


詞書

ふじ百首の内

本文

ありとみえなしともみえてうす雲の
そこにたちたるふじのしは山

署名

経春

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 岡本経寧( ~明治13年) 文雅家。姓は賀茂、名は経寧号は護松盧、又は樟蔭、通称岡本隆蔵、京都の人上賀茂神杜祠官、国学和歌をよくし和様の書を巧みにした。明治十三年三月二十五日没、年六十、小谷南山の墓地に葬る。墓碑、権中教正正七位賀茂經春墓。三則示蒙の著がある。(嘉永五 文雅 慶應三 文雅)
寸法: 縦36.3cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:霞(銀泥),型模様,押し模様:雲(青吹墨)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: