鴨康朗


詞書

松間月

本文

をかのへのまつの木の間に待とりて
いさよふ月の影をしそ見る

署名

康朗

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 鴨康朗( ~文久2年) 文雅家。姓は鴨、号は靑洋、通称林石見守。京都の人、鴨県主嵯峨大覚寺の諸大夫をつとめ文久二年従四位に叙し石見守に任じている。文久二年に東坡真跡海棠詩巻の跋を書き、嘉永三年には嵯峨名所案内記を仝六年には高尾槇尾栂尾巡参案内記を著はしている。文久二年八月五日没、年八十、嵯峨称念寺に葬る。(嘉永五 文雅)
寸法: 縦36.3cm 横5.8cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:打曇り
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: