大橋長憙


詞書

本文

よし野山峯にかかれるしらくもの
はれぬと見れは春そくれ行

署名

長憙

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 大橋長憙( ~明治29年) 文雅家(歌人)。姓は平、字は子孝、号は金衣、通称大橋泰之助、京都の人。歌人大橋長廣の男、烏丸四条北に住した。慶應四年の京仁志喜には「諸陵寮史生大橋河内大目平長憙」とあり、明治初年の職員録には「諸陵寮大属平長憙大橋」同じく官員録には「行政官筆生大橋縫殿」と出ている。この短册には「邦光社兼題霞中花京都府受宕郡上賀茂村大橋長憙」と自署している。明治廿九年二月十日東京に於て卒去、年六十二。下谷区西徳寺に葬ったが関東大震災の後京都知恩院内一心院に改葬された。(嘉永五 文雅 慶應三 和歌 再出 和学)
寸法: 縦36.6cm 横5.7cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:吹墨(青.茶)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: