続猿蓑　５巻

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作品集名	続猿蓑　５巻
作品集名読み	ぞくさるみの
作成年月日	元禄十一年五月（1698年6月頃）
場所

続猿蓑＿巻上　歌仙［はちくけん：芭蕉］

続猿蓑＿巻上　歌仙［からのじや：馬□］

続猿蓑＿巻上　歌仙［いさみたつ：里圃］

続猿蓑＿巻上　歌仙［さるみのに：沾圃］

続猿蓑＿巻上　歌仙［なつのよや：芭蕉］

続猿蓑＿巻上　歌仙［はちくけん：芭蕉］

句番号	句／作者／異同資料句番号
00001	八九間空で雨降る柳かなはちくけん−そらてあめふる−やなきかな芭蕉　(xxx) 異同資料句番号：00001
00002	春のからすの畠ほる声はるのからすの−はたけほるこゑ沾圃　(xxx) 異同資料句番号：00002
00003	初荷とる馬子もこのみの羽織きてはつにとる−まこもこのみの−はおりきて馬□　(xxx) 異同資料句番号：00003
00004	内はどさつく晩のふるまひうちはとさつく−はんのふるまひ里圃　(xxx) 異同資料句番号：00004
00005	きのふから日和かたまる月の色きのふから−ひよりかたまる−つきのいろ沾　(xxx) 異同資料句番号：00005
00006	狗脊かれて肌寒うなるせんまいかれて−はたさむうなる蕉　(xxx) 異同資料句番号：00006
00007	渋柿もことしは風に吹れたりしふかきも−ことしはかせに−ふかれたり里　(xxx) 異同資料句番号：00007
00008	孫が跡とる祖父の借銭まこかあととる−ちちのしやくせん □　(xxx) 異同資料句番号：00008
00009	脇指に替てほしがる旅刀わきさしに−かへてほしかる−たひかたな蕉　(xxx) 異同資料句番号：00009
00010	煤をしまへばはや餅の段すすをしまへは−はやもちのたん沾　(xxx) 異同資料句番号：00010
00011	約束の小鳥一さげ売にきてやくそくの−ことりひとさけ−うりにきて蒐　(xxx) 異同資料句番号：00011
00012	十里ばかりの余所へ出かかりしふりはかりの−よそへてかかり里　(xxx) 異同資料句番号：00012
00013	笹の葉に小路埋ておもしろきささのはに−こみちうもれて−おもしろき沾　(xxx) 異同資料句番号：00013
00014	あたまうつなと門の書つけあたまうつなと−かとのかきつけ蕉　(xxx) 異同資料句番号：00014
00015	いづくへか後は沙汰なき甥坊主いつくへか−のちはさたなき−をひはうす里　(xxx) 異同資料句番号：00015
00016	やつと聞出す京の道づれやつとききたす−きやうのみちつれ □　(xxx) 異同資料句番号：00016
00017	有明におくるる花のたてあひてありあけに−おくるるはなの−たてあひて蕉　(xxx) 異同資料句番号：00017
00018	見事にそろふ籾のはえ口みことにそろふ−もみのはえくち沾　(xxx) 異同資料句番号：00018
00019	春無尽まづ落札が作太夫はるむしん−まつおちふたか−さくたいふ □　(xxx) 異同資料句番号：00019
00020	伊勢の下向にべつたりと逢いせのけかうに−へつたりとあふ里　(xxx) 異同資料句番号：00020
00021	長持に小挙の仲間そはしはとなかもちに−こあけのなかま−そはそはと沾　(xxx) 異同資料句番号：00021
00022	くわらりと空の晴る青雲くわらりとそらの−はるるあをくも蕉　(xxx) 異同資料句番号：00022
00023	禅寺に一日あそぶ砂の上せんてらに−いちにちあそふ−すなのうへ里　(xxx) 異同資料句番号：00023
00024	槻の角のはてぬ貫穴けやきのかくの−はてぬぬきあな □　(xxx) 異同資料句番号：00024
00025	浜出しの牛に俵をはこぶ也はまたしの−うしにたはらを−はこふなり蕉　(xxx) 異同資料句番号：00025
00026	なれぬ娵にはかくす内証なれぬよめには−かくすないしやう沾　(xxx) 異同資料句番号：00026
00027	月待に傍輩衆のうちそろひつきまちに−はうはいしゆうの−うちそろひ □　(xxx) 異同資料句番号：00027
00028	籬の菊の名乗さまざままかきのきくの−なのりさまさま里　(xxx) 異同資料句番号：00028
00029	むれて来て栗も榎もむくの声むれてきて−くりもえのきも−むくのこゑ沾　(xxx) 異同資料句番号：00029
00030	伴僧はしる駕のわきはんそうはしる−のりもののわき蕉　(xxx) 異同資料句番号：00030
00031	削やうに長刀坂の冬の風そくやうに−なきなたさかの−ふゆのかせ里　(xxx) 異同資料句番号：00031
00032	まぶたに星のこぼれかかれるまふたにほしの−こほれかかれる □　(xxx) 異同資料句番号：00032
00033	引立てむりに舞するたをやかさひきたてて−むりにまひする−たをやかさ蕉　(xxx) 異同資料句番号：00033
00034	そつと火入におとす薫そつとひいれに−おとすたきもの沾　(xxx) 異同資料句番号：00034
00035	花ははや残らぬ春のただくれてはなははや−のこらぬはるの−たたくれて □　(xxx) 異同資料句番号：00035
00036	瀬がしらのぼるかげろふの水せかしらのほる−かけろふのみつ里　(xxx) 異同資料句番号：00036

続猿蓑＿巻上　歌仙［からのじや：馬□］

句番号	句／作者／異同資料句番号
00001	雀の字や揃うて渡る鳥の声からのしや−そろうてわたる−とりのこゑ馬□　(xxx) 異同資料句番号：00037
00002	てり葉の岸のおもしろき月てりはのきしの−おもしろきつき沾圃　(xxx) 異同資料句番号：00038
00003	立家を買てはひれば秋暮てたちいへを−あうてはひれは−あきくれて里圃　(xxx) 異同資料句番号：00039
00004	ふつふつなるをのぞく甘酒ふつふつなるを−のそくあまさけ □　(xxx) 異同資料句番号：00040
00005	霜気たる蕪喰ふ子ども五六人しもけたる−かふくふことも−ころくにん沾　(xxx) 異同資料句番号：00041
00006	莚をしいて外の洗足むしろをしいて−そとのせんそく里　(xxx) 異同資料句番号：00042
00007	悔しさはけふの一歩の見そこなひくやしさは−けふのいちふの−みそこなひ □　(xxx) 異同資料句番号：00043
00008	請状すんで奉公ぶりするうけしやうすんて−ほうこふりする沾　(xxx) 異同資料句番号：00044
00009	よすぎたる茶前の天気きづかはしよすきたる−ちやまへのてんき−きつかはし里　(xxx) 異同資料句番号：00045
00010	有ふりしたる国方の客あるふりしたる−くにかたのきやく □　(xxx) 異同資料句番号：00046
00011	何事もなくてめでたき駒迎なにことも−なくてめてたき−こまむかへ沾　(xxx) 異同資料句番号：00047
00012	風にたすかる早稲の穂の月かせにたすかる−わせのほのつき里　(xxx) 異同資料句番号：00048
00013	台所秋の住居に住かへてたいところ−あきのすまひに−すみかへて □　(xxx) 異同資料句番号：00049
00014	座頭のむすこ女房呼けりさとうのむすこ−にようはうよひけり沾　(xxx) 異同資料句番号：00050
00015	明はつる伊勢の辛洲のとし籠りあけはつる−いせのからすの−としこもり里　(xxx) 異同資料句番号：00051
00016	蓑はしらみのわかぬ一徳みのはしらみの−わかぬいつとく □　(xxx) 異同資料句番号：00052
00017	俵米もしめりて重き花盛へうまいも−しめりておもき−はなさかり沾　(xxx) 異同資料句番号：00053
00018	春静なる竿の染□ はるしつかなる−さをのそめかせ里　(xxx) 異同資料句番号：00054
00019	鴬の路には雪を掃残しうくひすの−みちにはゆきを−はきのこし □　(xxx) 異同資料句番号：00055
00020	しなぬ合点で煩うて居るしなぬかてんて−わつらうてゐる沾　(xxx) 異同資料句番号：00056
00021	年年に屋うちの者と中悪くとしとしに−やうちのものと−なかわるく里　(xxx) 異同資料句番号：00057
00022	三崎敦賀の荷のかさむ也みさきつるかの−にのかさむなり □　(xxx) 異同資料句番号：00058
00023	汁の実にこまる茄子の出盛てしるのみに−こまるなすひの−てさかりて沾　(xxx) 異同資料句番号：00059
00024	あからむ麦をまづ刈てとるあからむむきを−まつかりてとる里　(xxx) 異同資料句番号：00060
00025	口口に寺の指図を書直しくちくちに−てらのさしつを−かきなほし □　(xxx) 異同資料句番号：00061
00026	殿のお立のあとは淋しきとののおたちの−あとはさひしき沾　(xxx) 異同資料句番号：00062
00027	銭かりてまだ取つかぬ小商せにかりて−またとりつかぬ−こあきなひ里　(xxx) 異同資料句番号：00063
00028	卑下して庭によい料理くふひけしてにはに−よいれうりくふ □　(xxx) 異同資料句番号：00064
00029	肌入て秋になしけり暮の月はたいれて−あきになしけり−くれのつき沾　(xxx) 異同資料句番号：00065
00030	顔にこぼるる玉笹の露かほにこほるる−たまささのつゆ里　(xxx) 異同資料句番号：00066
00031	此盆は実の母のあと問てこのほんは−まことのははの−あととひて □　(xxx) 異同資料句番号：00067
00032	有付て行出羽の庄内ありつけてゆく−てはのしやうない沾　(xxx) 異同資料句番号：00068
00033	直のしれた帷子時のもらひ物ねのしれた−かたひらときの−もらひもの里　(xxx) 異同資料句番号：00069
00034	聞て気味よき杉苗の風ききてきみよき−すきなへのかせ □　(xxx) 異同資料句番号：00070
00035	花のかげ巣を立雉子の舞かへりはなのかけ−すをたつきしの−まひかへり沾　(xxx) 異同資料句番号：00071
00036	あら田の土のかわくかげろふあらたのつちの−かわくかけろふ里　(xxx) 異同資料句番号：00072

続猿蓑＿巻上　歌仙［いさみたつ：里圃］

句番号	句／作者／異同資料句番号
00001	いさみ立鷹引すゆる嵐かないさみたつ−たかひきすゆる−あらしかな里圃　(xxx) 異同資料句番号：00073
00002	冬のまさきの霜ながら飛ふゆのまさきの−しもなからとふ沾圃　(xxx) 異同資料句番号：00074
00003	大根のそだたぬ土にふしくれてたいこんの−そたたぬつちに−ふしくれて芭蕉　(xxx) 異同資料句番号：00075
00004	上下ともに朝茶のむ秋かみしもともに−あさちやのむあき馬□　(xxx) 異同資料句番号：00076
00005	町切に月見の頭の集め銭ちやうきりに−つきみのとうの−あつめせに沾　(xxx) 異同資料句番号：00077
00006	荷がちらちらと通る馬次にかちらちらと−とほるうまつき里　(xxx) 異同資料句番号：00078
00007	知恩院の替りの噂極りてちおんゐんの−かはりのうはさ−きはまりて □　(xxx) 異同資料句番号：00079
00008	さくらの後は楓わかやぐさくらののちは−かへてわかやく沾　(xxx) 異同資料句番号：00080
00009	俎の鱸に水をかけながしまないたの−すすきにみつを−かけなかし里　(xxx) 異同資料句番号：00081
00010	目利で家はよい暮しなりめききていへは−よいくらしなり □　(xxx) 異同資料句番号：00082
00011	状箱を駿河の飛脚請とりてしやうはこを−するかのひきやく−うけとりて沾　(xxx) 異同資料句番号：00083
00012	まだ七つにはならぬ日の影またななつには−ならぬひのかけ里　(xxx) 異同資料句番号：00084
00013	草の葉にくぼみの水の澄ちぎりくさのはに−くほみのみつの−すみちきり □　(xxx) 異同資料句番号：00085
00014	伊駒気づかふ綿とりの雨いこまきつかふ−わたとりのあめ沾　(xxx) 異同資料句番号：00086
00015	うき旅は鵙とつれ立渡り鳥うきたひは−もすとつれたつ−わたりとり里　(xxx) 異同資料句番号：00087
00016	有明高う明はつるそらありあけたかう−あけはつるそら □　(xxx) 異同資料句番号：00088
00017	柴舟の花の中よりつつと出てしはふねの−はなのなかより−つつとてて沾　(xxx) 異同資料句番号：00089
00018	柳の傍へ門をたてけりやなきのはたへ−もんをたてけり里　(xxx) 異同資料句番号：00090
00019	百姓になりて世間も長閑さよひやくしやうに−なりてせけんも−のとかさよ □　(xxx) 異同資料句番号：00091
00020	ごまめを膳にあらめ片菜こまめをせんに−あらめかたのり沾　(xxx) 異同資料句番号：00092
00021	売物の渋紙づつみおろし置うりものの−しふかみつつみ−おろしおき里　(xxx) 異同資料句番号：00093
00022	けふのあつさはそよりともせぬけふのあつさは−そよりともせぬ □　(xxx) 異同資料句番号：00094
00023	砂を這ふ棘の中の絡線の声すなをはふ−いはらのなかの−きすのこゑ沾　(xxx) 異同資料句番号：00095
00024	別を人がいひ出せば泣わかれをひとか−いひたせはなく里　(xxx) 異同資料句番号：00096
00025	火燵の火いけて勝手をしづまらせこたつのひ−いけてかつてを−しつまらせ □　(xxx) 異同資料句番号：00097
00026	一石ふみし碓の米いつこくふみし−からうすのこめ沾　(xxx) 異同資料句番号：00098
00027	折折は突目の起る天気相をりをりは−つきめのおこる−てんきあひ里　(xxx) 異同資料句番号：00099
00028	仰に加減のちがふ夜寒さけうにかけんの−ちかふよさむさ □　(xxx) 異同資料句番号：00100
00029	月影にことしたばこを吸てみるつきかけに−ことしたはこを−すうてみる沾　(xxx) 異同資料句番号：00101
00030	おもひのままに早稲で屋根ふくおもひのままに−わせてやねふく里　(xxx) 異同資料句番号：00102
00031	手払に娘をやつて娵のさたたはらひに−むすめをやつて−よめのさた □　(xxx) 異同資料句番号：00103
00032	参宮の衆をこちで仕立るさんくうのしゆを−こちてしたつる沾　(xxx) 異同資料句番号：00104
00033	花のあと躑躅のかたがおもしろいはなのあと−つつしのかたか−おもしろい里　(xxx) 異同資料句番号：00105
00034	寺のひけたる山際の春てらのひけたる−やまきはのはる □　(xxx) 異同資料句番号：00106
00035	冬よりはすくなうなりし池の鴨ふゆよりは−すくなうなりし−いけのかも沾　(xxx) 異同資料句番号：00107
00036	一雨降てあたたかな風ひとあめふりて−あたたかなかせ里　(xxx) 異同資料句番号：00108

続猿蓑＿巻上　歌仙［さるみのに：沾圃］

句番号	句／作者／異同資料句番号
00001	猿蓑にもれたる霜の松露哉さるみのに−もれたるしもの−しようろかな沾圃　(xxx) 異同資料句番号：00109
00002	日は寒けれど静なる岡ひはさむけれと−しつかなるをか芭蕉　(xxx) 異同資料句番号：00110
00003	水かるる池の中より道ありてみつかるる−いけのなかより−みちありて支考　(xxx) 異同資料句番号：00111
00004	篠竹まじる柴をいただくしのたけましる−しはをいたたく惟然　(xxx) 異同資料句番号：00112
00005	鶏があがるとやがて暮の月にはとりか−あかるとやかて−くれのつき蕉　(xxx) 異同資料句番号：00113
00006	通りのなさに見世たつる秋とほりのなさに−みせたつるあき考　(xxx) 異同資料句番号：00114
00007	盆じまひ一荷で直ぎる鮨の魚ほんしまひ−いつかてねきる−すしのうを然　(xxx) 異同資料句番号：00115
00008	昼寐の癖をなほしかねけりひるねのくせを−なほしかねけり蕉　(xxx) 異同資料句番号：00116
00009	聟が来てにつともせずに物語むこかきて−につともせすに−ものかたり考　(xxx) 異同資料句番号：00117
00010	中国よりの状の吉左右ちうこくよりの−しやうのきつさう然　(xxx) 異同資料句番号：00118
00011	朔日の日はどこへやら振舞れついたちの−ひはとこへやら−ふるまはれ蕉　(xxx) 異同資料句番号：00119
00012	一重羽織が失てたづぬるひとへはおりか−うせてたつぬる考　(xxx) 異同資料句番号：00120
00013	きさんじな青葉の比の樅楓きさんしな−あをはのころの−もみかへて然　(xxx) 異同資料句番号：00121
00014	山に門ある有明の月やまにもんある−ありあけのつき蕉　(xxx) 異同資料句番号：00122
00015	初あらし畑の人のかけまはりはつあらし−はたけのひとの−かけまはり考　(xxx) 異同資料句番号：00123
00016	水際光る浜の小鰯みつきはひかる−はまのこいわし然　(xxx) 異同資料句番号：00124
00017	見て通る紀三井は花の咲かかりみてとほる−きみゐははなの−さきかかり蕉　(xxx) 異同資料句番号：00125
00018	荷持ひとりにいとど永き日にもちひとりに−いととなかきひ考　(xxx) 異同資料句番号：00126
00019	こち風の又西に成北になりこちかせの−またにしになり−きたになり然　(xxx) 異同資料句番号：00127
00020	わが手に脉を大事がらるるわかてにみやくを−たいしからるる蕉　(xxx) 異同資料句番号：00128
00021	後呼の内儀は今度屋敷からのちよひの−ないきはこんと−やしきから考　(xxx) 異同資料句番号：00129
00022	喧嘩のさたもむざとせられぬけんくわのさたも−むさとせられぬ然　(xxx) 異同資料句番号：00130
00023	大せつな日が二日有暮の鐘たいせつな−ひかふつかある−くれのかね蕉　(xxx) 異同資料句番号：00131
00024	雪かき分し中のどろ道ゆきかきわけし−なかのとろみち考　(xxx) 異同資料句番号：00132
00025	来る程の乗掛は皆出家衆くるほとの−のりかけはみな−しゆつけしゆう然　(xxx) 異同資料句番号：00133
00026	奥の世並は近年の作おくのよなみは−きんねんのさく蕉　(xxx) 異同資料句番号：00134
00027	酒よりも肴のやすき月見してさけよりも−さかなのやすき−つきみして考　(xxx) 異同資料句番号：00135
00028	赤鶏頭を庭の正面あかけいとうを−にはのしやうめん然　(xxx) 異同資料句番号：00136
00029	定らぬ娘のこころ取しづめさたまらぬ−むすめのこころ−とりしつめ蕉　(xxx) 異同資料句番号：00137
00030	寐汗のとまる今朝がたの夢ねあせのとまる−けさかたのゆめ考　(xxx) 異同資料句番号：00138
00031	鳥籠をづらりとおこす松の風とりかこを−つらりとおこす−まつのかせ然　(xxx) 異同資料句番号：00139
00032	大工づかひの奥に聞ゆるたいくつかひの−おくにきこゆる蕉　(xxx) 異同資料句番号：00140
00033	米搗もけふはよしとて帰る也こめつきも−けふはよしとて−かへるなり考　(xxx) 異同資料句番号：00141
00034	から身で市の中を押あふからみていちの−なかをおしあふ蕉　(xxx) 異同資料句番号：00142
00035	此あたり弥生は花のけもなくてこのあたり−やよひははなの−けもなくて然　(xxx) 異同資料句番号：00143
00036	鴨の油のまだぬけぬ春かものあふらの−またぬけぬはる考　(xxx) 異同資料句番号：00144

続猿蓑＿巻上　歌仙［なつのよや：芭蕉］

句番号	句／作者／異同資料句番号
00001	夏の夜や崩て明し冷し物なつのよや−くつれてあけし−ひやしもの芭蕉　(xxx) 異同資料句番号：00145
00002	露ははらりと蓮の縁先つゆははらりと−はすのえんさき曲翠　(xxx) 異同資料句番号：00146
00003	鴬はいつぞの程に音を入てうくひすは−いつそのほとに−ねをいれて臥高　(xxx) 異同資料句番号：00147
00004	古き革籠に反故おし込ふるきかはこに−ほうこおしこむ惟然　(xxx) 異同資料句番号：00148
00005	月影の雪もちかよる雲の色つきかけの−ゆきもちかよる−くものいろ支考　(xxx) 異同資料句番号：00149
00006	しまうて銭を分る駕かきしまうてせにを−わくるかこかき芭蕉　(xxx) 異同資料句番号：00150
00007	猪を狩場の外へ追にがしゐのししを−かりはのそとへ−おひにかし翠　(xxx) 異同資料句番号：00151
00008	山から石に名を書て出すやまからいしに−なをかきてたす高　(xxx) 異同資料句番号：00152
00009	飯櫃なる面桶にはさむ火打鎌いひつなる−めんつにはさむ−ひうちかま然　(xxx) 異同資料句番号：00153
00010	鳶で工夫をしたる照降とひてくふうを−したるてりふり考　(xxx) 異同資料句番号：00154
00011	おれが事哥に読るる橋の番おれかこと−うたにやまるる−はしのはん蕉　(xxx) 異同資料句番号：00155
00012	持仏のかほに夕日さし込ちふつのかほに−ゆふひさしこむ翠　(xxx) 異同資料句番号：00156
00013	平畦に菜を蒔立したばこ跡ひらうねに−なをまきたてし−たはこあと考　(xxx) 異同資料句番号：00157
00014	秋風わたる門の居風呂あきかせわたる−もんのすゑふろ然　(xxx) 異同資料句番号：00158
00015	馬引て賑ひ初る月の影うまひきて−にきはひそむる−つきのかけ高　(xxx) 異同資料句番号：00159
00016	尾張でつきしもとの名になるをはりてつきし−もとのなになる蕉　(xxx) 異同資料句番号：00160
00017	餅好のことしの花にあらはれてもちすきの−ことしのはなに−あらはれて翠　(xxx) 異同資料句番号：00161
00018	正月ものの襟もよごさずしやうくわつものの−えりもよこさす高　(xxx) 異同資料句番号：00162
00019	春風に普請のつもりいたす也はるかせに−ふしんのつもり−いたすなり然　(xxx) 異同資料句番号：00163
00020	藪から村へぬけるうら道やふからむらへ−ぬけるうらみち考　(xxx) 異同資料句番号：00164
00021	喰かねぬ聟も舅も口きいてくひかねぬ−むこもしうとも−くちきいて蕉　(xxx) 異同資料句番号：00165
00022	何ぞの時は山伏になるなにそのときは−やまふしになる翠　(xxx) 異同資料句番号：00166
00023	笹づとを棒に付たるはさみ箱ささつとを−はうにつけたる−はさみはこ高　(xxx) 異同資料句番号：00167
00024	蕨こはばる卯月野の末わらひこははる−うつきののすゑ蕉　(xxx) 異同資料句番号：00168
00025	相宿と跡先にたつ矢木の町あひやとと−あとさきにたつ−やきのまち考　(xxx) 異同資料句番号：00169
00026	際の日和に雪の気遣きはのひよりに−ゆきのきつかひ然　(xxx) 異同資料句番号：00170
00027	呑ごころ手をせぬ酒の引はなしのみこころ−てをせぬさけの−ひきはなし翠　(xxx) 異同資料句番号：00171
00028	着がえの分を舟へあづくるきかえのふんを−ふねへあつくる高　(xxx) 異同資料句番号：00172
00029	封付し文箱来たる月の暮ふうつけし−ふみはこきたる−つきのくれ蕉　(xxx) 異同資料句番号：00173
00030	そろそろありく盆の上臈衆そろそろあ−りくほんのしや−うろしゆう考　(xxx) 異同資料句番号：00174
00031	虫籠つる四条の角の河原町むしこつる−してうのかとの−かはらまち然　(xxx) 異同資料句番号：00175
00032	高瀬をあぐる表一固たかせをあくる−おもてひとこり翠　(xxx) 異同資料句番号：00176
00033	今の間に鑓を見かくす橋の上いまのまに−やりをみかくす−はしのうへ高　(xxx) 異同資料句番号：00177
00034	大キな鐘のどんに聞ゆるおほきなかねの−とんにきこゆる然　(xxx) 異同資料句番号：00178
00035	盛なる花にも扉おしよせてさかりなる−はなにもとほそ−おしよせて考　(xxx) 異同資料句番号：00179
00036	腰かけつみし藤棚の下こしかけつみし−ふちたなのした高　(xxx) 異同資料句番号：00180

続猿蓑 ５巻

続猿蓑＿巻上 歌仙［はちくけん：芭蕉］

続猿蓑＿巻上 歌仙［からのじや：馬□］

続猿蓑＿巻上 歌仙［いさみたつ：里圃］

続猿蓑＿巻上 歌仙［さるみのに：沾圃］

続猿蓑＿巻上 歌仙［なつのよや：芭蕉］

続猿蓑　５巻

続猿蓑＿巻上　歌仙［はちくけん：芭蕉］

続猿蓑＿巻上　歌仙［からのじや：馬□］

続猿蓑＿巻上　歌仙［いさみたつ：里圃］

続猿蓑＿巻上　歌仙［さるみのに：沾圃］

続猿蓑＿巻上　歌仙［なつのよや：芭蕉］