猪苗代謙庭


詞書

初秋露

本文

いろにそむ野山のあきのはしめとて
まつ花初る千々のしらつゆ

署名

謙庭

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 猪苗代謙庭( ~文化14年) 連歌師。初名謙貞後謙庭と改めた。号は蘭叢斉。京の連歌師猪苗代謙誼の第二子、寛政四年に父の跡を継ぎ文化三年法橋に叙せられ同十四年法限に道んだが同年十一月六日に没した。年六十九、大雲院に葬る。(文化十 連歌)
寸法: 縦36.3cm 横5.8cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 型模様:花(銀泥).楓(金泥),押し模様:布目
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: