梨木■凞


詞書

花勝前年

本文

あかすみし古年よりも猶ひとしほに
いろ香をそふる花さくらかも

署名

祐凞

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 梨木■凞() 歌人。京都の人、加茂県主祐為の男、下鴨河合社■宜をつとめ安芸守に任ぜられた。冷泉為村の門に入り歌を学ぶ。没年享寿を詳らかにし難いが羽倉信美詠草中に文政四年夏梨木祐凞悼歌が出ている。西園寺の墓碑には闡光院従三位鴨県土祐凞とある。(文政五 和歌 鴨祐久とあるが祐凞の誤リであろう)
寸法: 縦36.4cm 横5.5cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 無地
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: