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浦井有國
詞書
本文
生中に逢にし後の音信は
あはぬむかしの夕べこひしき
署名
有国
読み下だし
英訳
メタ情報
略伝
* 浦井有國( ~安政5年) 文雅家。名は隆屋、有国と号し又諧仙堂(或は俳仙堂)とも号した。通称は浦井徳右衛門又は五一郎。京都の人、中立売堀川東に住し柳屋と称し刃剱の柄糸商を家業とした。業余俳句と巴人系の俳人入江斗雪に学び又富士谷御杖の門に遊んで歌を学んだが俳諧のみに遊んで歌は詠まなかった。古人の短冊を蒐集してその筆の跡を楽しんだが文化十四年には家蔵の短冊を模刻して振古仙雅百葉一帖。古今吹萬百葉一帖を右筆了意の跋文を付して刊行し、文政七年には同じく眺望集を弘化四年には新古歌仙帖を上梓した。甲子夜話には有国の短冊収集の有様を評して天狗と呼んでいる。安政五年九月二日没。年七十九。要法寺に葬る。法諱を更新軒南士臺悟一という。(文政五
文雅 文政十三 文雅 天保九 文雅 嘉永五 文雅)
寸法:
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縦36.4cm 横6.1cm
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紙質:
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和紙
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製法:
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模様:
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押し模様:菊模様の空刷り
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書風:
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用字:
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書式:
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初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり,女性は表に署名せず、裏の右下隅に署名する:あり
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風:
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