狩野永信


詞書

窓前梅

本文

月させとおろさぬ窓の夕風に
軒はの梅は匂ひきにけり

署名

永信

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 狩野永信() 画家。字は交遊。山陽と号した。京都の人、狩野派の画師で四条派風の筆意を巧みにした狩野永岳の義子である。この短冊には「狩野永信画名高し」と右肩に書き加えられている。生没年未詳、因みに父の永岳は慶應三年に七十八歳で没している。(文政一三 画)
寸法: 縦35.0cm 横5.6cm
紙質:
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 無地:縁あったが
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:なし,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: