福田実楯(美楯)


詞書

春月

本文

かすましの三津さためのつきならは
なかりをはるのしるしといはまし

署名

美楯

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 福田実楯( ~嘉永3年) 国学者。名は俊久、字は祐猷、通称佐兵衛、美楯または幸舎と号した。京都の人、高辻東洞院東に道具商を営み屋号を吉野屋という。業餘富士谷御杖の門に入り和歌を学ぶ。嘉永三年五月二九日没、年六十二。(文政十三 文雅 天保九 文雅)
寸法: 縦36.3cm 横6.1cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 押し模様:布目地,金銀箔砂子:金切箔.砂子
書風: 堂上家流
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: