島本廣保


詞書

車街両兄を慰して

本文

かかる時ささそ命のをしからめ
兼て孝行路のおよはさりせは

署名

廣保

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 島本廣保( ~安政3年)文雅(蹴鞠家)白麟又は至道軒と号し島本三郎九郎と称した。京都の人、柳馬場押小路北に住し河内丹南一万右高木侯京用達を勤めた。島本氏の先祖は妙心寺愚堂和尚の弟子無明梅天に帰依して万治三年山科に白河寺を建立している。白麟は業余蹴鞠を楽しみ楽をよくした。安政三年正月二十三日没年六十。山科東野白河寺(現花山寺)に葬る。法名白麟院至道宗誠居士。(文政十三 鞠 天保九 鞠 嘉永五 明楽 嘉永五 鞠)
寸法: 縦36.2cm 横6.1cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 押し模様:布目,金銀箔砂子模様:天地銀,版模様:霞(茶)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: