森田春蔭


詞書

初雁

本文

あらき風つはさにかけて初かりの
わたる小萩の上そ露けき

署名

春蔭

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 森田春蔭( ~明治7年) 文雅家。名は良道、字は春蔭、森田相模、後陸奥と称した。彦根藩士中野矢柄の子。初め中野千振と称し遠州伊井谷宮司を勤めたが後知恩院行者、森田春郷の女を娶り森田春蔭と称した。明治七年十月十九日没。享年未詳。(天保九 文雅 嘉永五 文雅)
寸法: 縦36.4cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり),裏面白雲母
模様: 漉き模様:打曇り,書き模様,金銀箔砂子模様
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: