有川梅隠
詞書
三月のすえおもふことありて
本文
美とり子のなきいさちてもかひなきは
くもゐのはるのわかれなりけり
署名
楳隠
読み下だし
英訳
メタ情報
略伝
* 有川梅隠( ~嘉永5年) 文雅家。名は貞熊、梅蔭と号した。通称有川利左衛門、鹿児島藩士伊集院兼道の末子、京に出て一条堀川近衛家に仕えた。勤仕の余暇画筆を執り、明人の法を得て墨梅を善くした。嘉永五年二月二十三日没、年八十二(天保九 文雅)
寸法:
縦36.2cm 横6.0cm
紙質:
和紙
製法:
厚短冊(裏打あり)
模様:
書き模様:吹墨(青),型模様:雲(青),全面白雲母塗
書風:
用字:
書式:
初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: