山本花栖


詞書

下河原なる嶋はら仮宅のけしきを見て

本文

此かし山かひある花のかさそろへ
たれもきて見よみはぬれすとも

署名

花栖

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 山本花栖() 文雅家。初号馬犬後に戯蝶園花栖と号した。通称江戸屋源兵衛、京都の人、油小路六角南に住し家は代々紫染業を職とし禁裡用達をつとめた。和歌俳諧をよくし、且つ折花風流事にも通じ先配卒後鳥原輪違屋花扇(本名つぼたてる、京人)を室となし「娘蝶々に島田がとまるとまるはづじゃよ花じゃもの」と情歌をもってそのよろこびをあらわしている。没享年末詳(天保九 文雅 嘉永五 文雅)
寸法: 縦36.3cm 横6.1cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:吹墨(青)
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: