片山貞幸尼


詞書

五月雨晴

本文

さみたれのはれ間をいつと松の戸に
さしてうれしきゆふ月のかけ

署名


読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 片山貞幸尼( ~天保15年) 文雅家。名は幸子、薙髪して貞幸尼という。京都油小路御前通北西本願寺御用法衣店鍵屋片山長兵衛の母、天保十五年十一月二十七日没、享寿未詳、生前蓮月尼と親交があったと伝へられている。(天保九 文雅)
寸法: 縦36.3cm 横5.7cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 書き模様:上部浅萌.下部くちなし染.葦図(薄墨),押し模様:布目
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:なし:女性は二行目を下げる:あり,女性は表に署名せず、裏の右下隅に署名する:あり
風: