香川景周


詞書

北山なる詩仙堂に郭公ききに行て

本文

ほのかにもなき出たれとほとときす
聞人さへもしのひ音にして

署名

景周

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 香川景周( ~慶應元年) 歌人。姓は平、初名は景周、東■亭又は桂園と号した。通称香川式部又は陸奥介。京都の人歌人香川景樹の男。上岡崎黒谷に住し家学を修め徳大寺家に仕えた。歌と共に書も巧みにした。慶應元年十一月十六日没。年四十三聞名寺に葬る。没後明治二十二年に香川景恒歌集が刊行されている。(嘉永五 和歌)
寸法: 縦36.2cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 刷き引き,銀
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり,女性は表に署名せず、裏の右下隅に署名する:あり
風: