下村摂貞(兼貞)


詞書

年のはしめにいまのさまを

本文

祗園の六のちまたにひくこまの
あおともいさむ春はきにけり

署名

兼貞

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 下村摂貞() 歌人。姓は橋、名は摂貞又は兼貞或は諸見と云う。字は子吉。孤舟又は初日庵と号した。通称下村熊蔵、京都の人、柳馬場二条南に住した。安政四年の地下伝に大舎人寮史生下村橋諸見志摩椽五十才と出ている。香川景恒の門に入り和歌を学び且つ書をよくした。京都の素封家下村大丸はその生家である。(嘉永五 和歌)
寸法: 縦36.5cm 横5.9cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:上下青,金銀箔砂子模様
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: