平川保明


詞書

本文

夜のつる眠もやらすことの音に
こゝろひかれてとにや鳴らん

署名

保明

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 平川保明(寛政10年~慶応3年) 歌人。姓は平。諱保明。初名全孝字は鉄蔵、苑西又は東橋と号した。京都の人、寛政十年井沢家に生れ、後に平川氏を嗣ぎ。瀧川播磨守組同心を勤めた。渋川流の武術を極め精励格勤褒賞前後二十五度に及び遂に隊長に抜擢された。勤仕の余茶を嗜み花俳歌をこととし風雅の道を楽しんだ。慶應三年九月十日没、年六十九、慈眼寺に葬る、墓碑銘恭雲院義山保明居士(嘉永五 和歌 慶應三 和歌)
寸法: 縦36.6cm 横6.1cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 型模様:雲(青吹墨).霞(金泥),押し模様:布目
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: