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森寛齋
詞書
初花
本文
消のこる雪かとみれは遠山の
かすみに匂ふはつ桜花
署名
寛斎
読み下だし
英訳
メタ情報
略伝
* 森寛齋( ~明治27年) 画家。名は子容、又は公粛、字は寛仲、初号桃■又は晩山後に寛斎又は画三昧と称した。長州萩藩士十八歳上阪円山派の画家森徹山の門に入り画を学び後にその養子となり森氏を嗣いだ。徹山没後長州へ帰り郷土の士とともに国事に奔走したが、王政復古の後再び画家となり京師に上り堀川佛光寺に居を構え画技に精進した。明治廿三年帝室技藝員を拝命、この年円山において喜寿の祝宴を開き、更に仝廿六年には正七位に叙せられ同時に八十の賀筵を京都博覧会場に設け多数の人々の祝福をうけた。その翌廿七年六月二日没年八十一。東山霊山に葬る。(嘉永四
画家)
寸法:
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縦35.0cm 横5.0cm,裏打36.2cm 裏打6.0cm
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紙質:
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和紙
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製法:
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模様:
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無地
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書風:
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用字:
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書式:
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初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
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風:
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