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月珠(不可得)
詞書
関路雪
本文
とひよらんひともなこその関守は
こゝろのまゝに雪や見らし
署名
不可得
読み下だし
英訳
メタ情報
略伝
* 月珠( ~安政3年) 僧(真宗)。名は円鏡、後覚了、字は月珠、号不可得、諡号善通院。豊前今津浄光寺(西本願寺末)円然の子、初め宗乗を浄信院道隠に学び、その没後、父円然の指導をうけて堂奥に達し文政十一年京師に上り、本山の命を受けて安心教諭役となり尋いで学階助教に進み道俗の教化に奔走し天保六年の安居には命を奉じて勧学興隆の安心を質し、その後、職を辞して帰郷したが本山から勝縁房の号を贈られ嘉永二年司教に昇進、同四年安居に因明入正理論を講じ、十月勧学職を命ぜられ六年安居に入出二門掲を講じ此年本典教信録十巻を撰して法主に献上した。安政三年十一月没。著述多く前述の教信録のほか大経光讃三巻、観経叢義鈔四巻、本典對問記六巻等三十部近くに及んでいる。(嘉永五
僧)
寸法:
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縦36.4cm 横5.8cm
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紙質:
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檀紙
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製法:
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厚短冊(裏打あり)
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模様:
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金箔砂子模様
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書風:
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用字:
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書式:
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上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
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風:
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