江馬天江(聖欽)


詞書

本文

埋ミ火のもとを離れぬ老の身は
いつか長間き春にあはまし

署名


読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 江馬天江(文政8年~明治34年) 詩人。名は聖欽。字は永弼後に正人。天江はその号。俊吉と称した。近江の人。阪田郡中村の医師下阪篁斎の第六子。文政八年に生れた。二十一歳の時仁和寺宮侍江馬榴園の養子となり、緒方洪庵に就いて洋書を学び一方梁川星巌に詩を学んで文名高く時の名流と深く交わった。明治元年太政官史官に任せられたが後官を辞して専ら子弟の教養に力を尽し明治三十四年三月没した年七十七。(慶應三 学者)
寸法: 縦36.4cm 横6.1cm
紙質: 和紙:鳥の子
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 押し模様:布目,金銀箔砂子模様
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: