川喜多直彦


詞書

安政みとせのはるのはしめ

本文

君か代のめくみをこめし箱館の
おくえめかけて開く春かな

署名

直彦

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 川喜多直彦( ~明治元年) 歌人、姓は藤原、号は挙樹園、通称川喜多真一郎、京都の人、初め下加茂に住み後木屋町松原上に住した。和歌を嗜み、上代様の書をよくした。明治元年正月二十四日没、年五十一。(慶應三 和歌)
寸法: 縦36.2cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 型模様:吹墨(青.雲),押し模様:布目,金銀箔砂子模様
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: