田中歌永


詞書

閑居春雨

本文

ぬれて間く鴬の音もしつかにて
なかめにあかぬ春のかくれ家

署名

歌永

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 田中歌永( ~明治30年) 医家。本姓源。名は歌朗。字は伯永。号は東濤。通称田中俊造。京都の人、堺町三条南に住し医(漢方内科)を業とした。明冶三十年三月五日没年七十六歳。知恩院内一心院に葬る。田中家代々の葬所勝円寺には遺髪塔が建てられている(慶應三 医家)
寸法: 縦36.5cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:青地に白の水玉
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: