遠藤得正


詞書

本文

梅雨の雲に翳せる月の身は
はれわたるへき風をまつかな

署名

得正

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 遠藤得正(文政11年~明治24年) 医家。字は壙夫。号は無倦。又は南海堂。通称遠藤近江。京都の人、初め錦小路室町東後に聖護院に錦小路家の執事をつとめ且つ洋医を開業した。明治四年明石博高等の建議により施薬院跡を病院として開設した際に最初の医師として協力した木村得正と同一人と思はれる。此の人は文政十一年生れ明治二十四年一月十四日没している。年六十四(慶應三 医家)
寸法: 縦36.5cm 横6.6cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 金銀箔砂子模様
書風:
用字:
書式: 上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: