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作品集名 | 登蓮恋百首 |
作品集名読み | とれんこいひゃくしゅ |
作成年月日 | 成立年未詳 |
場所 |
00001 |
登蓮 (551)
あふさかを−なににいそきて−こえにけむ−すゑになこその−せきもありけり
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00002 |
登蓮 (551)
わけかねて−きえけるひとも−あるものを−うきみをくれに−またしらすらむ
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00003 |
登蓮 (551)
かせふけは−おきつしらすに−をるなみの−まなくちきりし−かひもなきかな
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00004 |
登蓮 (551)
わすらるる−わかみのみこそ−からころも−なにかはひとを−うらみしもせむ
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00005 |
登蓮 (551)
かくはかり−なけかしものを−にしききの−たてなからたに−くちなましかは
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00006 |
登蓮 (551)
もろともに−つくつくとせし−かねことの−ひとわらへにも−なりにけるかな
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00007 |
登蓮 (551)
なかれてと−たのめしものを−みつのうへの−あはれやひとに−わすられにけり
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00008 |
登蓮 (551)
たちよりて−いくよのほとも−へぬものを−ふしたえにけり−しつのしけいと
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00009 |
登蓮 (551)
かりにたに−おとつれぬかな−おほあらきの−もりのくさとや−われになりにし
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00010 |
登蓮 (551)
きみをこそ−わすれわひぬれ−いままさせ−くもさへやこひの−かきりなるらむ
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00011 |
登蓮 (551)
きみかこし−なかやのみちも−くさむして−とふふすはかり−なりにけるかな
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00012 |
登蓮 (551)
おもひきや−うれしくとけし−したひもに−はてはうらみを−むすふへしとは
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00013 |
登蓮 (551)
ひとこころ−かからむものと−おもひせは−うちたれかみも−あけすそあはまし
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00014 |
登蓮 (551)
いまさらに−なそやつれなき−いにしへに−わかみやかへる−ひとやそのひと
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00015 |
登蓮 (551)
ひまもなく−かかるなみたも−あるものを−あたにたえにし−ひとにみせはや
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00016 |
登蓮 (551)
なやうとて−すきむことこそ−かたからめ−みしかとたにも−なきけしきかな
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00017 |
登蓮 (551)
わすらるる−わかみをのみや−うらむへき−わするるひとの−つらからぬかは
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00018 |
登蓮 (551)
ありつつも−またもやあふと−おもはすは−をしかるへくも−なきわかみかな
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00019 |
登蓮 (551)
かねてより−かからむものと−おもひせは−あくれはおきし−つゆときえなまし
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00020 |
登蓮 (551)
なほやさは−ほのめかさまし−はなすすき−ひとのこころに−あきははつとも
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00021 |
登蓮 (551)
われやあらぬ−ひとやはかはる−わすられし−あふくれことに−ちきりしはたそ
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00022 |
登蓮 (551)
わすらるる−いまこそうけれ−いにしへは−なつさひてこそ−すきしみなれと
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00023 |
登蓮 (551)
ゆめにたに−ありしかことく−よもすから−ふしあかしつと−みるよしもかな
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00024 |
登蓮 (551)
われにのみ−つれなくみえて−たれにまた−おもひつくまの−なへつくるらむ
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00025 |
登蓮 (551)
うきひとに−うくおほほえむ−ひともかな−おもひしらせて−おもひしられむ
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00026 |
登蓮 (551)
しののめの−そてにたまひく−やまかつら−はなるるにこそ−あふとしりぬれ
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00027 |
登蓮 (551)
よとともに−ぬれのみわたる−たもとかな−のなかのしみつ−おもひいつれは
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00028 |
登蓮 (551)
そのままに−またこそわれは−うちふさね−きみはたれとか−にひまくらする
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00029 |
登蓮 (551)
あさからす−たのみわたりて−よもの□を−なとたえにけむ−ほりかはのみつ
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00030 |
登蓮 (551)
こころこそ−なほひかれけれ−おもえすに−うたてふりにし−たつかゆみかな
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00031 |
登蓮 (551)
みさこゐる−すまのいりえに−みつしほの−からしやひとに−わすらるるみは
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00032 |
登蓮 (551)
いかてわれ−みとのま□はひ−ならすとも−いまひとたひも−よそなからみむ
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00033 |
登蓮 (551)
うかりける−ひとのこころを−しらすけの−おいのよまてと−ちきりけるかな
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00034 |
登蓮 (551)
おもはしと−おもふおもひを−おもひにて−おもひたえせぬ−おもひをそする
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00035 |
登蓮 (551)
いひそめし−ときになかなか−うかりせは−なさけなしとて−やみもしなまし
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00036 |
登蓮 (551)
わすらるる−みをつみてこそ−しられけれ−わかわすれにし−ひとのなけきは
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00037 |
登蓮 (551)
きみかこと−おもひつつけて−さぬるよは−なみたにうかふ−すけのをまくら
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00038 |
登蓮 (551)
こころをは−くたかしものを−はしめより−いはねのこまつ−ねかたかりせは
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00039 |
登蓮 (551)
かせはやみ−あさちかすゑの−しらつゆや−あたなるひとの−こころなるらむ
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00040 |
登蓮 (551)
ひとしれす−せぬわさわさを−せしなかに−なにをかきみは−おもひいつらむ
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00041 |
登蓮 (551)
いとはるる−みにもたらはぬ−こころかな−なにとてひとの−くるしかるらむ
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00042 |
登蓮 (551)
いまみらむ−ゆつのつま□し−さしもよに−われ□もおもふ−ひともいてこし
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00043 |
登蓮 (551)
おもひいつや−あふことかたの−うつせかひ−はなれかたくて−すきしむかしを
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00044 |
登蓮 (551)
きみとわか−とよさかまくら−せしときに−かくなけかしき−ことやたてけむ
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00045 |
登蓮 (551)
としつきは−へたてゆくとも−つらかりし−そのおもかけは−みをもはなれす
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00046 |
登蓮 (551)
しかすかに−なにをかひとも−いとはまし−うきをわすれるは−いのちなりとは
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00047 |
登蓮 (551)
ちとせまて−はかへぬまつも−あるものを−ほとなくかはる−こころなりけり
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00048 |
登蓮 (551)
おもはむと−つくつくいひし−ことのはは−わすれくさとや−はやなりにける
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00049 |
登蓮 (551)
かひなくて−やみにしをたに−なけくみに−こひしさをたに−そへてけるかな
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00050 |
登蓮 (551)
さりともと−とふのすかこも−みふにねて−なほならふをは−あきてこそまて
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00051 |
登蓮 (551)
あ□しのち−たれにかきみは−つきくさの−はなめかしくて−よをすくすらむ
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00052 |
登蓮 (551)
おもはぬを−おもふといかて−おもふへき−わすられなから−わすれぬそうき
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00053 |
登蓮 (551)
うたてにも−おもひはなれぬ−こころかな−さはかりひとは−ふりすつれとも
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00054 |
登蓮 (551)
われからと−ひとのつらさも−おほえつつ−かこつかたなき−ねをのみそなく
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00055 |
登蓮 (551)
わすらるる−われもこころの−あるものを−わするるひとを−なそやわすれぬ
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00056 |
登蓮 (551)
わかために−きみはあたこの−やまなれや−みねはなけきの−しけりのみゆく
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00057 |
登蓮 (551)
うしときも−ありしものをと−ゆふされは−おもひやりつつ−ねをのみそなく
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00058 |
登蓮 (551)
かすならぬ−みはくもりよの−つきなれや−おもはれてのみ−やみぬとおもへは
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00059 |
登蓮 (551)
むすひつる−ちきりそつらき−ともかくも−ひとをはいまは−いはしろのまつ
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00060 |
登蓮 (551)
あふことを−またもやとこそ−まつはやま−かひなくならむ−とやはおもはし
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00061 |
登蓮 (551)
おもかけは−みしままにこそ−かはらぬに−こころしもなと−あらすなるらむ
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00062 |
登蓮 (551)
いかにせむ−なみたにそての−くつとても−つつむはかりの−うれしけもなし
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00063 |
登蓮 (551)
さらしなと−ちきりしものを−かひもなく−われをはすての−やまのはそうき
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00064 |
登蓮 (551)
こひしてふ−ことのはのみそ−としをへて−あきはくれとも−いろやかはらぬ
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00065 |
登蓮 (551)
おもひこそ−とほくもならめ−みちのくにの−しのふとたにも−しらせてしかな
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00066 |
登蓮 (551)
ゆふくれと−たのめておきし−あかつきの−そてたにつゆは−ひまもなかりき
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00067 |
登蓮 (551)
はるされは−やふらのききす−うちとけて−ねたくそひとに−わすられにける
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00068 |
登蓮 (551)
おもひいつれは−あひみしほとの−つきひさへ−とほさかりゆく−ことのかなしき
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00069 |
登蓮 (551)
なにはかた−なみまにおふる−あしのねの−ふしならひけむ−みをそうらむる
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00070 |
登蓮 (551)
ゆめにたに−またもやみると−よもすから−かへすころもの−うらめしのみや
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00071 |
登蓮 (551)
もろともに−へしとしつきの−いかなれは−われのみならの−みやこなるらむ
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00072 |
登蓮 (551)
わかなかに−たれせきやまを−つくりけむ−あふみをよそに−みるそかなしき
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00073 |
登蓮 (551)
たなはたを−もときしなかを−たなはたに−もとかるはかり−なりにけるかな
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00074 |
登蓮 (551)
おもひきや−あまよの□□に−ふくかせの−めにさへみえす−ならむものとは
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00075 |
登蓮 (551)
こきはなれ−やへのしほちに−ゆくふねの−ほのかにたにも−みるほとのなみ
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00076 |
登蓮 (551)
わすれゆく−ひとをもいはし−うかりける−みのほとのみそ−おもひしらるる
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00077 |
登蓮 (551)
ふたはさす−に□く□まゆの−こはいかに−ゆくへもしらす−かきたえにけむ
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00078 |
登蓮 (551)
いとせめて−なにかこひしき−つらかりし−すかたはいまも−かはらしものを
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00079 |
登蓮 (551)
おもひきや−ふせやにたつる−かやりひの−かはかりわれを−いとふへしとは
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00080 |
登蓮 (551)
かれかれに−とふことのはの−なりゆくは−わかなかにたに−しもやおくらむ
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00081 |
登蓮 (551)
つくつくと−やますゑぬしの−をしへけむ−むすふのかみの−しるしたになし
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00082 |
登蓮 (551)
うとむらむ−ひとのこころを−うとまれて−うとまるるみの−うとましきかな
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00083 |
登蓮 (551)
わすらるる−わかみはさもや−おほかたの−よさへあやなく−うらめしきかな
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00084 |
登蓮 (551)
みしやゆめ−わかれやうつつ−うつ□とも−ゆめともえこそ−おもひさためね
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00085 |
登蓮 (551)
わすれゆく−ひとのこころは−つらからて−おもひもしらぬ−みをそうらむる
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00086 |
登蓮 (551)
かすならぬ−みをうらしまの−こはいかに−ちきりしかひも−なきよなるらむ
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00087 |
登蓮 (551)
ころもてに−ひまなくかかる−しらつゆは−きみやかたみに−おきてわかれし
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00088 |
登蓮 (551)
みしひとを−しのふのをかの−はなすすき−なひくはまねく−ここちこそすれ
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00089 |
登蓮 (551)
ふたりねて−ふたりねたりと−みしゆめは−ひたり□□□□−ありけるものを
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00090 |
登蓮 (551)
うちはらふ−そてにもあまる−なみたかな−ひとりぬるよの−ところせきかな
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00091 |
登蓮 (551)
かれはつる−くさのしたはの−つゆけさは−わかみのうへに−なりけるものを
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00092 |
登蓮 (551)
うつつにて−かからむなかと−おもひきや−さらぬわかれは−あるよなれとも
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00093 |
登蓮 (551)
うしとのみ−おもひなるをの−ひとつまつ−またたくひなき−なけきをそする
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00094 |
登蓮 (551)
つきひきえ−へたつるなかと−なりにけり−すきまをたにも−あらせやはせし
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00095 |
登蓮 (551)
いまこそは−おもひあはすれ−あふことの−うれしかりしに−くやしかりけり
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00096 |
登蓮 (551)
うしといひ−こひしといへは−きみゆゑに−こころのならぬ−□□そみ□ける
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00097 |
登蓮 (551)
わす□るる−みをいつかたに−かくさまし−よのなかならぬ−よのなかもかな
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00098 |
登蓮 (551)
なにことを−おもひさはりて−たえにけむ−わかみはこまの−せきならなくに
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00099 |
登蓮 (551)
よそにひと−とりてもなほし−つらきかな−ありしこころは−いつちいにけむ
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00100 |
登蓮 (551)
みつくきの−ねをみてたに□−しのはれむ−うきわかみこそ−すみにくくとも
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00101 |
登蓮 (551)
ほとときす−まちしつきひを−なかねとも−けふこそわれは−はつねききつれ
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