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| 作品集名 | 内裏九十番歌合 |
| 作品集名読み | だいりきゅうじゅうばんうたあわせ |
| 作成年月日 | 応永十四年十一月廿七日(1407年12月26日) |
| 場所 |
| 00001 |
未入力 (xxx)
しもかれのころさへ月のやとりにて千とせの影そ松にのこれる
しもかれの−ころさへつきの−やとりにて−ちとせのかけそ−まつにのこれる |
| 00002 |
未入力 (xxx)
つかへつつよはひもたかき雲のうへの月のこほりを袖にみるかな
つかへつつ−よはひもたかき−くものうへの−つきのこほりを−そてにみるかな |
| 00003 |
未入力 (xxx)
さえわたる影もこほりてみかは水ともにすむ夜の月そくまなき
さえわたる−かけもこほりて−みかはみつ−ともにすむよの−つきそくまなき |
| 00004 |
未入力 (xxx)
さ夜ふかき庭の木の葉の霜のうへにひかりをそへてこほる月かな
さよふかき−にはのこのはの−しものうへに−ひかりをそへて−こほるつきかな |
| 00005 |
未入力 (xxx)
さえわたる影もあまねき月よりや色もひとつの霜はおくらむ
さえわたる−かけもあまねき−つきよりや−いろもひとつの−しもはおくらむ |
| 00006 |
未入力 (xxx)
ふくる夜の月にのこらぬ雲きえてさてもや影のなほこほるらむ
ふくるよの−つきにのこらぬ−くもきえて−さてもやかけの−なほこほるらむ |
| 00007 |
未入力 (xxx)
やとれ月露よりなれしおもかけをさゆる霜夜の袖にのこして
やとれつき−つゆよりなれし−おもかけを−さゆるしもよの−そてにのこして |
| 00008 |
未入力 (xxx)
ふけゆけは空にあらしのおとさえて雲まの月の影そこほれる
ふけゆけは−そらにあらしの−おとさえて−くもまのつきの−かけそこほれる |
| 00009 |
未入力 (xxx)
雲井まてこほれる月やかはたけの夜もなかはしにさえわたるらむ
くもゐまて−こほれるつきや−かはたけの−よもなかはしに−さえわたるらむ |
| 00010 |
未入力 (xxx)
いまははや露をは霜におきかへてあらぬやとりの月の影かな
いまははや−つゆをはしもに−おきかへて−あらぬやとりの−つきのかけかな |
| 00011 |
未入力 (xxx)
ひはらふく外山のひひきさえくれて月のこほりをまつあらしかな
ひはらふく−とやまのひひき−さえくれて−つきのこほりを−まつあらしかな |
| 00012 |
未入力 (xxx)
こほるそとみるより空はなほさえて霜にへたてぬ月の影かな
こほるそと−みるよりそらは−なほさえて−しもにへたてぬ−つきのかけかな |
| 00013 |
未入力 (xxx)
むら雲をはらひつくせる山かせになほさえまさる冬の夜の月
むらくもを−はらひつくせる−やまかせに−なほさえまさる−ふゆのよのつき |
| 00014 |
未入力 (xxx)
さえわたる雲井の月をみかは水うつれるかけやなほこほるらむ
さえわたる−くもゐのつきを−みかはみつ−うつれるかけや−なほこほるらむ |
| 00015 |
未入力 (xxx)
しもさゆるあらしは松におとふけて月は雲井にかけこほるなり
しもさゆる−あらしはまつに−おとふけて−つきはくもゐに−かけこほるなり |
| 00016 |
未入力 (xxx)
ふけゆけはなほ影さむしあさちふの霜にこほれる冬の夜の月
ふけゆけは−なほかけさむし−あさちふの−しもにこほれる−ふゆのよのつき |
| 00017 |
未入力 (xxx)
さゆる夜はこほりかさねて御かは水なほすみまさる庭の月かけ
さゆるよは−こほりかさねて−みかはみつ−なほすみまさる−にはのつきかけ |
| 00018 |
未入力 (xxx)
いまははや鴫たつ沢のかけもみすこほりにむかふ冬の夜の月
いまははや−しきたつさはの−かけもみす−こほりにむかふ−ふゆのよのつき |
| 00019 |
未入力 (xxx)
おのつからたたよふ雲もさゆる夜のあらしにはれてすめる月かな
おのつから−たたよふくもも−さゆるよの−あらしにはれて−すめるつきかな |
| 00020 |
未入力 (xxx)
在明のこほれるかけをさきたててあらしふけゆく山の端の空
ありあけの−こほれるかけを−さきたてて−あらしふけゆく−やまのはのそら |
| 00021 |
未入力 (xxx)
山のはもしも夜にさゆる松か枝のあらしをわけていつる月かけ
やまのはも−しもよにさゆる−まつかえの−あらしをわけて−いつるつきかけ |
| 00022 |
未入力 (xxx)
あきらけき君かひかりをなほそへて雲井にさゆる冬の夜の月
あきらけき−きみかひかりを−なほそへて−くもゐにさゆる−ふゆのよのつき |
| 00023 |
未入力 (xxx)
吹きはらふ雲はあらしにととまらてそらにさえゆく冬の夜の月
ふきはらふ−くもはあらしに−ととまらて−そらにさえゆく−ふゆのよのつき |
| 00024 |
未入力 (xxx)
あまつ空しももこほりもむすふそとかけよりみえてさゆる月かな
あまつそら−しももこほりも−むすふそと−かけよりみえて−さゆるつきかな |
| 00025 |
未入力 (xxx)
うちとけてねられぬ夜半の袖のしもむすひそへてや月もやとれる
うちとけて−ねられぬよはの−そてのしも−むすひそへてや−つきもやとれる |
| 00026 |
未入力 (xxx)
ふく風のゐなのささはら夜はふけておきそふ霜にこほる月かけ
ふくかせの−ゐなのささはら−よはふけて−おきそふしもに−こほるつきかけ |
| 00027 |
未入力 (xxx)
ふけぬるかなほ影さむしおくしもの九かさねの冬の夜の月
ふけぬるか−なほかけさむし−おくしもの−ここのかさねの−ふゆのよのつき |
| 00028 |
未入力 (xxx)
さゆる夜はいかなる露のひかりにて秋より月のすみまさるらむ
さゆるよは−いかなるつゆの−ひかりにて−あきよりつきの−すみまさるらむ |
| 00029 |
未入力 (xxx)
そらまても霜をかさねてすむ月のふけゆくままに影そこほれる
そらまても−しもをかさねて−すむつきの−ふけゆくままに−かけそこほれる |
| 00030 |
未入力 (xxx)
みるままに夜ふかき空の霜きえて袖にも月の影そこほれる
みるままに−よふかきそらの−しもきえて−そてにもつきの−かけそこほれる |
| 00031 |
未入力 (xxx)
しもさゆるみかきの竹の夜とともにかはらぬ月の影そこほれる
しもさゆる−みかきのたけの−よとともに−かはらぬつきの−かけそこほれる |
| 00032 |
未入力 (xxx)
よそにゆく雲の波まてこほりけりさゆる霜夜の月の光に
よそにゆく−くものなみまて−こほりけり−さゆるしもよの−つきのひかりに |
| 00033 |
未入力 (xxx)
さゆる夜のほともしられて山の端にこほれる雲をいつる月かけ
さゆるよの−ほともしられて−やまのはに−こほれるくもを−いつるつきかけ |
| 00034 |
未入力 (xxx)
かねのおともあらしと共にふけゆけは霜夜の空にこほる月かな
かねのおとも−あらしとともに−ふけゆけは−しもよのそらに−こほるつきかな |
| 00035 |
未入力 (xxx)
さゆる夜はあらしのおともたかさこやをのへにこほる月の影かな
さゆるよは−あらしのおとも−たかさこや−をのへにこほる−つきのかけかな |
| 00036 |
未入力 (xxx)
影にたにおくそとみえし霜の色のいさこにふかき冬の夜の月
かけにたに−おくそとみえし−しものいろの−いさこにふかき−ふゆのよのつき |
| 00037 |
未入力 (xxx)
くれ竹のさ枝にやとる月ふけてあられ吹きまく夜半の木からし
くれたけの−さえたにやとる−つきふけて−あられふきまく−よはのこからし |
| 00038 |
未入力 (xxx)
風さゆる雲のころもに影とめてこほりかさぬる冬の夜の月
かせさゆる−くものころもに−かけとめて−こほりかさぬる−ふゆのよのつき |
| 00039 |
未入力 (xxx)
久かたの雲井にさえてみかは水こほりかさぬる千世の月影
ひさかたの−くもゐにさえて−みかはみつ−こほりかさぬる−ちよのつきかけ |
| 00040 |
未入力 (xxx)
あまつ空霜もみちぬる夜半とてや月にさえゆく鐘のおとかな
あまつそら−しももみちぬる−よはとてや−つきにさえゆく−かねのおとかな |
| 00041 |
未入力 (xxx)
影こほる月をは袖にしきわひぬとけてねぬ夜の霜のさむしろ
かけこほる−つきをはそてに−しきわひぬ−とけてねぬよの−しものさむしろ |
| 00042 |
未入力 (xxx)
さえわたる月のこほりもみかは水なかれ久しき御代てらすらし
さえわたる−つきのこほりも−みかはみつ−なかれひさしき−みよてらすらし |
| 00043 |
未入力 (xxx)
さゆる夜もふけゆく袖の霜のうへにこほりかさぬる月の影かな
さゆるよも−ふけゆくそての−しものうへに−こほりかさぬる−つきのかけかな |
| 00044 |
未入力 (xxx)
ふけぬるかしも夜のかねの音よりもなほさえまさる月の影かな
ふけぬるか−しもよのかねの−おとよりも−なほさえまさる−つきのかけかな |
| 00045 |
未入力 (xxx)
すみのほる影よりやかてさゆる夜は霜をもまたて月そこほれる
すみのほる−かけよりやかて−さゆるよは−しもをもまたて−つきそこほれる |
| 00046 |
未入力 (xxx)
さむしろやねられぬままにみつるかなしももかさなる庭の月かけ
さむしろや−ねられぬままに−みつるかな−しももかさなる−にはのつきかけ |
| 00047 |
未入力 (xxx)
あまつ空をさまる雲の浪まよりひかりをそへてこほる月かな
あまつそら−をさまるくもの−なみまより−ひかりをそへて−こほるつきかな |
| 00048 |
未入力 (xxx)
夏の夜もしもかとみえし玉しきの庭のまさこの冬の夜の月
なつのよも−しもかとみえし−たましきの−にはのまさこの−ふゆのよのつき |
| 00049 |
未入力 (xxx)
しくれつる雲ものこらぬ山の端に月さえのほる嶺の松かせ
しくれつる−くもものこらぬ−やまのはに−つきさえのほる−みねのまつかせ |
| 00050 |
未入力 (xxx)
ふけゆけはあらしもしももさゆる夜にこほりて月の影そさやけき
ふけゆけは−あらしもしもも−さゆるよに−こほりてつきの−かけそさやけき |
| 00051 |
未入力 (xxx)
久かたのそらには月のこほる夜も雲の浪たつ風のおとかな
ひさかたの−そらにはつきの−こほるよも−くものなみたつ−かせのおとかな |
| 00052 |
未入力 (xxx)
影きよき雲まの月のさゆる夜は音しつかなる峰の松かせ
かけきよき−くもまのつきの−さゆるよは−おとしつかなる−みねのまつかせ |
| 00053 |
未入力 (xxx)
あまのはら雲のみをゆく風さえてこほりのうへにこほる月かけ
あまのはら−くものみをゆく−かせさえて−こほりのうへに−こほるつきかけ |
| 00054 |
未入力 (xxx)
御溝水やとれる月の影さえてこほりをしける九重の庭
みかはみつ−やとれるつきの−かけさえて−こほりをしける−ここのへのには |
| 00055 |
未入力 (xxx)
雲のなみかせもをさまる空さえてこほりにみかく夜半の月かな
くものなみ−かせもをさまる−そらさえて−こほりにみかく−よはのつきかな |
| 00056 |
未入力 (xxx)
風さむみしも夜のかねのおとさえてふけすむ月も影そこほれる
かせさむみ−しもよのかねの−おとさえて−ふけすむつきも−かけそこほれる |
| 00057 |
未入力 (xxx)
ふけゆけはさえこそまされ久かたの月のかつらも霜やおくらむ
ふけゆけは−さえこそまされ−ひさかたの−つきのかつらも−しもやおくらむ |
| 00058 |
未入力 (xxx)
うき雲をはらひつくして山かせのふけゆくままに月やさゆらむ
うきくもを−はらひつくして−やまかせの−ふけゆくままに−つきやさゆらむ |
| 00059 |
未入力 (xxx)
風さえてはれゆくほとのうき雲にこほりさためぬ月の影かな
かせさえて−はれゆくほとの−うきくもに−こほりさためぬ−つきのかけかな |
| 00060 |
未入力 (xxx)
久かたの空もひとつにすみのほる御はしの月の影そさむけき
ひさかたの−そらもひとつに−すみのほる−みはしのつきの−かけそさむけき |
| 00061 |
未入力 (xxx)
つきてふる我か名もかけよわかのうらのたまもの雪のあとのしらなみ
つきてふる−わかなもかけよ−わかのうらの−たまものゆきの−あとのしらなみ |
| 00062 |
未入力 (xxx)
ききしより名もむつましく思ふなりあしりの浦につもるしら雪
ききしより−なもむつましく−おもふなり−あしりのうらに−つもるしらゆき |
| 00063 |
未入力 (xxx)
みわたせは浪もひとつにしろたへの雪にこきゆく浦のつり舟
みわたせは−なみもひとつに−しろたへの−ゆきにこきゆく−うらのつりふね |
| 00064 |
未入力 (xxx)
松かせもおとしつまりぬふる雪のつもりの浦のあけほののそら
まつかせも−おとしつまりぬ−ふるゆきの−つもりのうらの−あけほののそら |
| 00065 |
未入力 (xxx)
しら浪のせきふきこゆるおとはして雪をそおくるすまのうらかせ
しらなみの−せきふきこゆる−おとはして−ゆきをそおくる−すまのうらかせ |
| 00066 |
未入力 (xxx)
ふりにけりみほのうら松それなからうらなみしらむ雪のあさあけ
ふりにけり−みほのうらまつ−それなから−うらなみしらむ−ゆきのあさあけ |
| 00067 |
未入力 (xxx)
わかのうらやくち木の松にふる雪のつもれるとしもいまそかひある
わかのうらや−くちきのまつに−ふるゆきの−つもれるとしも−いまそかひある |
| 00068 |
未入力 (xxx)
波かかるしつえはかりはあらはれて松につもりのうらのしら雪
なみかかる−しつえはかりは−あらはれて−まつにつもりの−うらのしらゆき |
| 00069 |
未入力 (xxx)
あゆのかせ吹こしのうみもなきてけり雪にこきいつるなこのうら船
あゆのかせ−ふきこしのうみも−なきてけり−ゆきにこきいつる−なこのうらふね |
| 00070 |
未入力 (xxx)
けさはなほきのふのうへにふりそへて名さへつもりのうらのしら雪
けさはなほ−きのふのうへに−ふりそへて−なさへつもりの−うらのしらゆき |
| 00071 |
未入力 (xxx)
すみよしの浦路あけゆく波まより雪にかくれぬあはちしまやま
すみよしの−うらちあけゆく−なみまより−ゆきにかくれぬ−あはちしまやま |
| 00072 |
未入力 (xxx)
なるみかた浦かせとほく吹きしきてしほひにつもる雪のあけほの
なるみかた−うらかせとほく−ふきしきて−しほひにつもる−ゆきのあけほの |
| 00073 |
未入力 (xxx)
十かへりの花とみよとやわかのうらの松の木すゑにふれる白雪
とかへりの−はなとみよとや−わかのうらの−まつのこすゑに−ふれるしらゆき |
| 00074 |
未入力 (xxx)
あけてみはなほやつもらむ玉くしけふたみのうらの夜半のしら雪
あけてみは−なほやつもらむ−たまくしけ−ふたみのうらの−よはのしらゆき |
| 00075 |
未入力 (xxx)
わかの浦のみちさかえゆく御代にあひて雪わけそむるあとやのこらん
わかのうらの−みちさかえゆく−みよにあひて−ゆきわけそむる−あとやのこらむ |
| 00076 |
未入力 (xxx)
ふくかせの音たてぬまてよさの浦の松にそつもる雪のあけほの
ふくかせの−おとたてぬまて−よさのうらの−まつにそつもる−ゆきのあけほの |
| 00077 |
未入力 (xxx)
もしほくむうらのとま屋もうつもれて雪をそわくるあまのかよひ路
もしほくむ−うらのとまやも−うつもれて−ゆきをそわくる−あまのかよひち |
| 00078 |
未入力 (xxx)
日影にもなほかかやきて山あひのをみのうらわにはるるしら雪
ひかけにも−なほかかやきて−やまあひの−をみのうらわに−はるるしらゆき |
| 00079 |
未入力 (xxx)
風さむみすゑこす波と見しほとに雪そつもりの浦の松はら
かせさむみ−すゑこすなみと−みしほとに−ゆきそつもりの−うらのまつはら |
| 00080 |
未入力 (xxx)
夕日さすいその松はらはれそめて雪しつかなる浦かせそふく
ゆふひさす−いそのまつはら−はれそめて−ゆきしつかなる−うらかせそふく |
| 00081 |
未入力 (xxx)
吹きよわるほともしられてふる雪のやかてつもりの浦のまつかせ
ふきよわる−ほともしられて−ふるゆきの−やかてつもりの−うらのまつかせ |
| 00082 |
未入力 (xxx)
しかのうらささ波よするみきはとやふりつむ雪もしたこほるらむ
しかのうら−ささなみよする−みきはとや−ふりつむゆきも−したこほるらむ |
| 00083 |
未入力 (xxx)
浦かせになみもかからてふる雪に木すゑそなひくみほの松原
うらかせに−なみもかからて−ふるゆきに−こすゑそなひく−みほのまつはら |
| 00084 |
未入力 (xxx)
こすゑにはつもりもあへす松かせのふけひのうらの雪の明かた
こすゑには−つもりもあへす−まつかせの−ふけひのうらの−ゆきのあけかた |
| 00085 |
未入力 (xxx)
よるとみし木のまの浪もうつもれぬうらわの松の雪のあけほの
よるとみし−このまのなみも−うつもれぬ−うらわのまつの−ゆきのあけほの |
| 00086 |
未入力 (xxx)
なにはかたあしへおしなへふる雪のすすろにつもる浦のしらなみ
なにはかた−あしへおしなへ−ふるゆきの−すすろにつもる−うらのしらなみ |
| 00087 |
未入力 (xxx)
ふりつもる雪のひかりもあかしかたしはしはくれぬうらの遠近
ふりつもる−ゆきのひかりも−あかしかた−しはしはくれぬ−うらのをちこち |
| 00088 |
未入力 (xxx)
なには人たくやあしひのけふりさへうつもれぬへくふれるしら雪
なにはひと−たくやあしひの−けふりさへ−うつもれぬへく−ふれるしらゆき |
| 00089 |
未入力 (xxx)
あま人のしほくむたこのうらかせに袖にも雪はなほつもりけり
あまひとの−しほくむたこの−うらかせに−そてにもゆきは−なほつもりけり |
| 00090 |
未入力 (xxx)
うらちかくなれてしほくむかよひ路も雪にやたとるすまのあま人
うらちかく−なれてしほくむ−かよひちも−ゆきにやたとる−すまのあまひと |
| 00091 |
未入力 (xxx)
すみよしの浦よりをちはかつはれて雪にそむかふあはちしまやま
すみよしの−うらよりをちは−かつはれて−ゆきにそむかふ−あはちしまやま |
| 00092 |
未入力 (xxx)
浦とほきしほの干潟もしら浪の又よするかとつもる雪かな
うらとほき−しほのひかたも−しらなみの−またよするかと−つもるゆきかな |
| 00093 |
未入力 (xxx)
うらかせもをさまる時とふりつみて雪そたかしのうらの松原
うらかせも−をさまるときと−ふりつみて−ゆきそたかしの−うらのまつはら |
| 00094 |
未入力 (xxx)
あま人のころもはすまもしら雪のつもれはかかる袖のうらなみ
あまひとの−ころもはすまも−しらゆきの−つもれはかかる−そてのうらなみ |
| 00095 |
未入力 (xxx)
かきくらしふるとはみれとうらかせにつもりもあへぬなみのしら雪
かきくらし−ふるとはみれと−うらかせに−つもりもあへぬ−なみのしらゆき |
| 00096 |
未入力 (xxx)
夜もすから志賀のうらなみおとたててあくる渚につもるしら雪
よもすから−しかのうらなみ−おとたてて−あくるなきさに−つもるしらゆき |
| 00097 |
未入力 (xxx)
うらとほくふりくる程をまつしまやをしまは雪のかつうつむなり
うらとほく−ふりくるほとを−まつしまや−をしまはゆきの−かつうつむなり |
| 00098 |
未入力 (xxx)
あけわたるよさのうらなみほのほのと雪まちわたるあまのはしたて
あけわたる−よさのうらなみ−ほのほのと−ゆきまちわたる−あまのはしたて |
| 00099 |
未入力 (xxx)
みくまのの浦にふれともはまゆふのいくへつもれるほともしら雪
みくまのの−うらにふれとも−はまゆふの−いくへつもれる−ほともしらゆき |
| 00100 |
未入力 (xxx)
せきの戸は雪よりあけてすまのうらやなほ雲ふかしあはちしま山
せきのとは−ゆきよりあけて−すまのうらや−なほくもふかし−あはちしまやま |
| 00101 |
未入力 (xxx)
なにはかたこと浦よりもあしふきのこ屋にはふかくつもるしら雪
なにはかた−ことうらよりも−あしふきの−こやにはふかく−つもるしらゆき |
| 00102 |
未入力 (xxx)
しら雪のふるかひありてわかの浦の松にや千代のあとをのこさむ
しらゆきの−ふるかひありて−わかのうらの−まつにやちよの−あとをのこさむ |
| 00103 |
未入力 (xxx)
あけわたるよさのうら風吹きしきて雪になりゆくあまのはしたて
あけわたる−よさのうらかせ−ふきしきて−ゆきになりゆく−あまのはしたて |
| 00104 |
未入力 (xxx)
しきたへのとこのうらかせしつまりて夜のまにつもる雪のあさあけ
しきたへの−とこのうらかせ−しつまりて−よのまにつもる−ゆきのあさあけ |
| 00105 |
未入力 (xxx)
きよみかたしほのみちひも見えわかて雪となみとにうら風そふく
きよみかた−しほのみちひも−みえわかて−ゆきとなみとに−うらかせそふく |
| 00106 |
未入力 (xxx)
わたのはらやそしまかけてふる雪にさらにかきりもなみの雪かな
わたのはら−やそしまかけて−ふるゆきに−さらにかきりも−なみのゆきかな |
| 00107 |
未入力 (xxx)
ささなみやつりするあまの袖まても雪にそかへる志賀のうらかせ
ささなみや−つりするあまの−そてまても−ゆきにそかへる−しかのうらかせ |
| 00108 |
未入力 (xxx)
ふる雪のつもれはいととうらかせのおともをさまるみほの松原
ふるゆきの−つもれはいとと−うらかせの−おともをさまる−みほのまつはら |
| 00109 |
未入力 (xxx)
うちよするおきつしらなみおとさえて雪になるみのうら風そふく
うちよする−おきつしらなみ−おとさえて−ゆきになるみの−うらかせそふく |
| 00110 |
未入力 (xxx)
ふりつもるみきはの雪を吹きたてて浪もたかしの浦の夕風
ふりつもる−みきはのゆきを−ふきたてて−なみもたかしの−うらのゆふかせ |
| 00111 |
未入力 (xxx)
すみよしのうら吹くかせもしつかにてはま松か枝につもるしら雪
すみよしの−うらふくかせも−しつかにて−はままつかえに−つもるしらゆき |
| 00112 |
未入力 (xxx)
あとつけてまたふみなれぬしきしまやわかのうらわの雪をみるかな
あとつけて−またふみなれぬ−しきしまや−わかのうらわの−ゆきをみるかな |
| 00113 |
未入力 (xxx)
ふり晴れし干潟の雪を吹きたてて又かきくもるおきつしほかせ
ふりはれし−ひかたのゆきを−ふきたてて−またかきくもる−おきつしほかせ |
| 00114 |
未入力 (xxx)
松にふく塩かせまてもうつもれて雪にのこるやみほのうらなみ
まつにふく−しほかせまても−うつもれて−ゆきにのこるや−みほのうらなみ |
| 00115 |
未入力 (xxx)
よさの海やうらかせわたるはしたての雪のたえたえみゆる松原
よさのうみや−うらかせわたる−はしたての−ゆきのたえたえ−みゆるまつはら |
| 00116 |
未入力 (xxx)
浦ちかくこきくる舟のとましろく浪にもかけてみゆきふるらし
うらちかく−こきくるふねの−とましろく−なみにもかけて−みゆきふるらし |
| 00117 |
未入力 (xxx)
松はなほさたかにみえてなみかせもをさまる浦の雪のあけほの
まつはなほ−さたかにみえて−なみかせも−をさまるうらの−ゆきのあけほの |
| 00118 |
未入力 (xxx)
ふる雪のつもりもあへすなにはえのあしのかれ葉にかかるうらなみ
ふるゆきの−つもりもあへす−なにはえの−あしのかれはに−かかるうらなみ |
| 00119 |
未入力 (xxx)
わたのはら雲にへたてぬうらうらもさたかにみゆる雪のあけほの
わたのはら−くもにへたてぬ−うらうらも−さたかにみゆる−ゆきのあけほの |
| 00120 |
未入力 (xxx)
おしなへていつくの浦もかはかりや風しつかなる雪のあけほの
おしなへて−いつくのうらも−かはかりや−かせしつかなる−ゆきのあけほの |
| 00121 |
未入力 (xxx)
あしの芽と見えしかたちをはしめにてくにつ社の神のかしこさ
あしのめと−みえしかたちを−はしめにて−くにつたしろの−かみのかしこさ |
| 00122 |
未入力 (xxx)
いまは身のとしもいすすの川浪を千たひ百たひわたらへの神
いまはみの−としもいすすの−かはなみを−ちたひももたひ−わたらへのかみ |
| 00123 |
未入力 (xxx)
君そすむ影をはうつすいはし水いく代のかすをかそへかさねて
きみそすむ−かけをはうつす−いはしみつ−いくよのかすを−かそへかさねて |
| 00124 |
未入力 (xxx)
いはし水ゆくすゑとほき君か代を神もあらたにさそまもるらむ
いはしみつ−ゆくすゑとほき−きみかよを−かみもあらたに−さそまもるらむ |
| 00125 |
未入力 (xxx)
かすか山ときはの松のかけにゐてなほすへらきの千とせいのらむ
かすかやま−ときはのまつの−かけにゐて−なほすへらきの−ちとせいのらむ |
| 00126 |
未入力 (xxx)
君まもる千世のためしといはし水なかれもきよみ神やすむらむ
きみまもる−ちよのためしと−いはしみつ−なかれもきよみ−かみやすむらむ |
| 00127 |
未入力 (xxx)
わか君のあふくに神もおいまつの千とせの友となほやまほらん
わかきみの−あふくにかみも−おいまつの−ちとせのともと−なほやまもらむ |
| 00128 |
未入力 (xxx)
ゆくすゑをおもふもひさし跡たれていく代へぬらむすみよしの松
ゆくすゑを−おもふもひさし−あとたれて−いくよへぬらむ−すみよしのまつ |
| 00129 |
未入力 (xxx)
六かへりの百とせあまり三かさやまあとたれし神のまもるこの御代
むかへりの−ももとせあまり−みかさやま−あとたれしかみの−まもるこのみよ |
| 00130 |
未入力 (xxx)
春日山六十の老のさかこえぬ神と君とのめくみある世に
かすかやま−むそちのおいの−さかこえぬ−かみときみとの−めくみあるよに |
| 00131 |
未入力 (xxx)
をとこ山千とせのさかもこえぬへし君かめくみのみちにまかせて
をとこやま−ちとせのさかも−こえぬへし−きみかめくみの−みちにまかせて |
| 00132 |
未入力 (xxx)
いく千世か神ちの山の内にみえ外にあらはれ君まもるらむ
いくちよか−かみちのやまの−うちにみえ−そとにあらはれ−きみまもるらむ |
| 00133 |
未入力 (xxx)
八しまもる神の宮ゐを九重のうちにいつよりいはひそめけん
やしまもる−かみのみやゐを−ここのへの−うちにいつより−いはひそめけむ |
| 00134 |
未入力 (xxx)
たてかふる春日の神の宮はしら千たひや千たひ君そみるへき
たてかふる−かすかのかみの−みやはしら−ちたひやちたひ−きみそみるへき |
| 00135 |
未入力 (xxx)
いはし水たえぬなかれをくむ君の千世もすむへき影やみゆらん
いはしみつ−たえぬなかれを−くむきみの−ちよもすむへき−かけやみゆらむ |
| 00136 |
未入力 (xxx)
天の下くもらぬ御世とみかさやまさしてや君をなほまもるらむ
あめのした−くもらぬみよと−みかさやま−さしてやきみを−なほまもるらむ |
| 00137 |
未入力 (xxx)
千世ふへき神のちかひやすみよしの松をためしのしき島の道
ちよふへき−かみのちかひや−すみよしの−まつをためしの−しきしまのみち |
| 00138 |
未入力 (xxx)
松たにもひさしときくをすみよしの神はいく代かまもりきぬらむ
まつたにも−ひさしときくを−すみよしの−かみはいくよか−まもりきぬらむ |
| 00139 |
未入力 (xxx)
やはらくるひかりもたかしをとこ山さかゆく御代をさそてらすらむ
やはらくる−ひかりもたかし−をとこやま−さかゆくみよを−さそてらすらむ |
| 00140 |
未入力 (xxx)
あめつちの神代もきかすあしはらやいまほと国のをさまりしとは
あめつちの−かみよもきかす−あしはらや−いまほとくにの−をさまりしとは |
| 00141 |
未入力 (xxx)
いはし水神のなかれのすゑとほくまもるにすめる君か御代かな
いはしみつ−かみのなかれの−すゑとほく−まもるにすめる−きみかみよかな |
| 00142 |
未入力 (xxx)
をとこ山神のちかひもあらはれてさかゆく御代のすゑそ久しき
をとこやま−かみのちかひも−あらはれて−さかゆくみよの−すゑそひさしき |
| 00143 |
未入力 (xxx)
いはし水そこにふかめておもふかな君かすむへき千世の久しさ
いはしみつ−そこにふかめて−おもふかな−きみかすむへき−ちよのひさしさ |
| 00144 |
未入力 (xxx)
やほよろつかけてそすまむいはし水にこりなき世を神にまかせて
やほよろつ−かけてそすまむ−いはしみつ−にこりなきよを−かみにまかせて |
| 00145 |
未入力 (xxx)
あふきみん君にたのみをかけまくもかしこき神のめくみある代に
あふきみむ−きみにたのみを−かけまくも−かしこきかみの−めくみあるよに |
| 00146 |
未入力 (xxx)
あとたれてまもるもひさし石清水にこりなき世と神やすむらん
あとたれて−まもるもひさし−いはしみつ−にこりなきよと−かみやすむらむ |
| 00147 |
未入力 (xxx)
上下の賀茂のやしろの木綿たすきかけてそいのる千代の行すゑ
かみしもの−かものやしろの−ゆふたすき−かけてそいのる−ちよのゆくすゑ |
| 00148 |
未入力 (xxx)
いはし水すみはしめける代代をへてたくひはあらし君のめくみは
いはしみつ−すみはしめける−よよをへて−たくひはあらし−きみのめくみは |
| 00149 |
未入力 (xxx)
神かきもいま色そへてすみよしの松にや君か千世はみゆらむ
かみかきも−いまいろそへて−すみよしの−まつにやきみか−ちよはみゆらむ |
| 00150 |
未入力 (xxx)
神もさそみもすそ川のすゑとほくたえせぬ御代をなほまもるらむ
かみもさそ−みもすそかはの−すゑとほく−たえせぬみよを−なほまもるらむ |
| 00151 |
未入力 (xxx)
代代にこえまもるもしるしいはし水君か千とせの影をうつして
よよにこえ−まもるもしるし−いはしみつ−きみかちとせの−かけをうつして |
| 00152 |
未入力 (xxx)
をさまれる御代にそいととしられける神はたたしき道まもるそと
をさまれる−みよにそいとと−しられける−かみはたたしき−みちまもるそと |
| 00153 |
未入力 (xxx)
雨露のひろきめくみをみかさやまさしてそまもる君か万代
あめつゆの−ひろきめくみを−みかさやま−さしてそまもる−きみかよろつよ |
| 00154 |
未入力 (xxx)
やはらくる光を君にさしそへてあまてる神や代をまほるらん
やはらくる−ひかりをきみに−さしそへて−あまてるかみや−よをまもるらむ |
| 00155 |
未入力 (xxx)
いはし水きよきなかれのたえせねは君か千とせの影そすみける
いはしみつ−きよきなかれの−たえせねは−きみかちとせの−かけそすみける |
| 00156 |
未入力 (xxx)
千はやふる三笠の森の木綿たすきかけてそたのむ神のめくみを
ちはやふる−みかさのもりの−ゆふたすき−かけてそたのむ−かみのめくみを |
| 00157 |
未入力 (xxx)
あまつ空ひかりをことにあふくかな照る日のみこと月よみの神
あまつそら−ひかりをことに−あふくかな−てるひのみこと−つきよみのかみ |
| 00158 |
未入力 (xxx)
かすかすに神もまもれは君かへん八百万代のすゑそひさしき
かすかすに−かみもまもれは−きみかへむ−やほよろつよの−すゑそひさしき |
| 00159 |
未入力 (xxx)
神もけにこころよすらんかすかやまいまたちかふるにひなみの宮
かみもけに−こころよすらむ−かすかやま−いまたちかふる−にひなみのみや |
| 00160 |
未入力 (xxx)
まもるらむみちをも代をもすみよしの宮ゐにおなし玉津しま姫
まもるらむ−みちをもよをも−すみよしの−みやゐにおなし−たまつしまひめ |
| 00161 |
未入力 (xxx)
宮はしらいまたちかへん君か代をてらすひかりの日のくまの神
みやはしら−いまたちかへむ−きみかよを−てらすひかりの−ひのくまのかみ |
| 00162 |
未入力 (xxx)
つきせしなわか神かきにあさな夕な君をも代をもいのるこころは
つきせしな−わかかみかきに−あさなゆふな−きみをもよをも−いのるこころは |
| 00163 |
未入力 (xxx)
君かためいく代か神もすみよしの松のよはひを契りおくらむ
きみかため−いくよかかみも−すみよしの−まつのよはひを−ちきりおくらむ |
| 00164 |
未入力 (xxx)
さかき葉に神のうけひくみしめなはなひくにつけて代をいのるかな
さかきはに−かみのうけひく−みしめなは−なひくにつけて−よをいのるかな |
| 00165 |
未入力 (xxx)
千世かけて松にちききりをすみよしの神やかはらすみちまほるらん
ちよかけて−まつにちきりを−すみよしの−かみやかはらす−みちまもるらむ |
| 00166 |
未入力 (xxx)
道まほるちかひをきけはわきて猶こころにたのむすみよしの神
みちまもる−ちかひをきけは−わきてなほ−こころにたのむ−すみよしのかみ |
| 00167 |
未入力 (xxx)
君か世に千たひうつさむ神ち山瑞殿のみや宮つくりして
きみかよに−ちたひうつさむ−かみちやま−みつとののみや−みやつくりして |
| 00168 |
未入力 (xxx)
やはらくるひかりはおなしちりひちの山となるへき御代のゆくすゑ
やはらくる−ひかりはおなし−ちりひちの−やまとなるへき−みよのゆくすゑ |
| 00169 |
未入力 (xxx)
かすかすに君をそいのるさきくさの三葉四葉の七の玉かき
かすかすに−きみをそいのる−さきくさの−みつはよつはの−ななのたまかき |
| 00170 |
未入力 (xxx)
すみよしの神につかふる身にしあれは君をそいのるよろつ代まてと
すみよしの−かみにつかふる−みにしあれは−きみをそいのる−よろつよまてと |
| 00171 |
未入力 (xxx)
をさまれる御代の千とせをみくまのの神にまかせてなほいのるかな
をさまれる−みよのちとせを−みくまのの−かみにまかせて−なほいのるかな |
| 00172 |
未入力 (xxx)
君まほる七の神かきさらにまた代代にもこえてなほそさかへん
きみまもる−ななのかみかき−さらにまた−よよにもこえて−なほそさかへむ |
| 00173 |
未入力 (xxx)
いはし水神のちかひのそのままににこらぬ御代をさそまもるらむ
いはしみつ−かみのちかひの−そのままに−にこらぬみよを−さそまもるらむ |
| 00174 |
未入力 (xxx)
風月のあるしとなれる天つ神光をそへよやまとこと葉に
かせつきの−あるしとなれる−あまつかみ−ひかりをそへよ−やまとことはに |
| 00175 |
未入力 (xxx)
もろ神のまもるしるしと君か世も共にさかゆくしきしまの道
もろかみの−まもるしるしと−きみかよも−ともにさかゆく−しきしまのみち |
| 00176 |
未入力 (xxx)
よろつとし祈りかさねんちはやふる神てふ神のまほる世なれは
よろつとし−いのりかさねむ−ちはやふる−かみてふかみの−まもるよなれは |
| 00177 |
未入力 (xxx)
やはたやま神のいかきのみしめなはなかかれとのみ世をいのるかな
やはたやま−かみのいかきの−みしめなは−なかかれとのみ−よをいのるかな |
| 00178 |
未入力 (xxx)
をしほ山松の千とせを契りつつ神にそいのる君か行すゑ
をしほやま−まつのちとせを−ちきりつつ−かみにそいのる−きみかゆくすゑ |
| 00179 |
未入力 (xxx)
わきてなほ千世とそいのるいはし水なかれ久しき君かめくみを
わきてなほ−ちよとそいのる−いはしみつ−なかれひさしき−きみかめくみを |
| 00180 |
未入力 (xxx)
天地の一かたならす君をまほるほしの位や七の神牆
あめつちの−ひとかたならす−きみをまもる−ほしのくらゐや−ななのかみかき |