藤井雪堂


詞書

寝覚時雨

本文

おなしことおもひ返して寝覚する
老にもたとふ小夜時雨かな

署名

雪堂

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 藤井雪堂( ~天保10年) 画家(僧)諱は靖。字は不及。即声庵と号し又雪堂と号した。京都の人、元木村氏の出で後藤井氏の嗣となったが三十にして佛門に帰し削頭して敬阿弥雪堂と号した。画を皆川淇園に学ぴ墨竹を善くし且つまた波多野流の平曲を巧みに演じた。初め木屋町二条南に住したが後洛北聖護院村に移リ隠居十五年の後天保十年十一月十日没した。年六十二。溶東常念寺に葬る。(文化十 画家 文政五 画家 文政十三 文人画 三出 平語 天保九 文人画 再出 平語)
寸法: 縦36.4cm 横6.0cm
紙質: 和紙
製法: 薄短冊(裏打なし)
模様: 書き模様:地.黄.裾濃.吹き墨(金茶).雲形(銀泥).ふたば葵,押し模様:布目
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: