竹中済美


詞書

本文

七夕のにほへる雲のはころもの
うつりて淸き天川浪

署名

済美

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 竹中済美( ~天保7年) 医家。姓は源、諱は温、字は子良、通称文卿後に文輔と改め南峯済美堂、時為斎と号した。紀伊田辺の人、京に上り和田東郭の門に医を学び、東洞院錦小路に開業した。聲明四方に高く各国諸侯の延請十数家に及んだその主なるものは文化十五年出雲侯の召に應じて江都に赴き文久三年には淀侯の召に應じ天保二年には備前侯に招かれ治病の功によって恩賞をうけている。其の姓謙和温粋その学は古今兼資旁ら瘍科治療術に及んだ。天保七年七月八日没年七十一、鳥辺山延年寺に葬る。(文化十 医家 文政五 医学)
寸法: 縦36.6cm 横5.3cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:打曇り
書風:
用字:
書式: 上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: