並河尚美


詞書

嶺雲

本文

まかひこし花のよそめもよしの山
秋もしのはん峯のしら雲

署名

尚美

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 並河尚美( ~文政12年) 医家。姓は平、字は彦輔、任斎と号した。丹波桑田の人、儒医並河天民の息。京に上り、室町蛸薬師南に住し伏見宮家に仕え安永中宮家の請によって瀧口に補せられ従六位下右衛門大志に任じ更に正六位下丹波介に昇進した。父の歿後医術に精励し家名を揚げたが、業余西洞院風月公に歌を学び、又茶儀を好んで自ら娯んだ。文政十二年正月二十三日没、年八十。淸閑寺に葬る。(文化十 医家 文政五 医家)
寸法: 縦36.4cm 横5.5cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:打曇り
書風: 堂上家流
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: