小島好謙


詞書

河春月

本文

月たにも守るとはみえうち河や
あしろの余波のすむ夜の空

署名

好謙

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 小島好謙( ~天保2年) 数学家。字牧卿一字典膳、濤山と号し小島九右衛門と称した。生れは、阿波の人、京に上り中根流の算家となり土御門家の都講を勤めた。後暦数の学も修め文政元年五十八歳の時佛国暦象辨妄を著し普門円通の仏国暦象編を反駁し、更に文政十三年には地震考を著わしている。和歌を嗜み文政十三年の以文社尚歯会詩歌集にも収められている。天保二年七月二十一日没、年七十一。(文化十 数 再出 天文 文政五 数学 再出 天文 文政十三 数学 再出 天文)
寸法: 縦36.4cm 横5.7cm
紙質: 和紙
製法: 薄短冊(裏打なし)
模様: 無地:青線の結界あり(練習用)
書風: 堂上家流:尊円風
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:あり,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: