韓天寿


詞書

藤原元眞

本文

夏草は茂里にけりな玉鉾の
道行人も結ふはかりに

署名

天寿書

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 韓天寿( ~寛政7年) 書画家。字大年、通称中川長四郎、醉晋斎と号し、韓国餘璋王の後裔ということで韓天寿と称した。伊勢松阪の人、少時より書を好み松下烏石に就いて文徴明風を学びついで澤田東江の教えによって二王の書風を極め送に一家を成すに至った。親友池大雅・高芙蓉と共に宮士・浅問・自山に登り共に三岳道者と号したことは有名である。書と共に画もまた巧みであり傍ら篆刻にも妙を得雅致に富んだ作品を残している。寛政七年二月二十三日没、年六十九、松阪清光寺に葬る。京都通妙寺には酔晋斎故紙塚がある。古帖集覧、古篆彙、金石集要、近世書家印譜、醉普斎法帖 醉普斎集稿等著書が多い。(明和五 書家)
寸法: 縦35.5cm 横5.9cm
紙質: 和紙
製法: 薄短冊(裏打なし)
模様: 書き模様:刷毛引.霞.笹,型模様:雲(金泥),金銀箔砂子模様
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:なし,二行の頭を同じ高さに揃える:なし
風: