立道(尚阿)


詞書

本文

春かすみたちなへたてそにしひかし
わかれてもなほなかめかはさん

署名

尚阿

読み下だし


英訳



メタ情報

略伝

* 立道( ~天保7年) 僧(浄土宗)。立道は諱、字慧玄、心蓮社得誉尚阿と号した。京都の人。初め聖光寺良瑞に従って得度し増上寺に赴いて豊誉上人に就いて学び更に長泉院普寂勧学に師事した。天明三年(二十九歳)嵯峨正定院に入寺して化導につとめた。常に聞証湛慧の風を慕い殊に華巌、起信の経論に精通し、真言は慈雲尊者に秘法を受けた。晩年失明したが教化を怠らず天保七年正月八日入寂。寿八十二。正定院には建仁寺天章慈英撰文の立道和尚行状碑が建てられている。(文化十 僧 文政五 僧 同十三 僧 天保九 僧)
寸法: 縦35.6cm 横5.3cm
紙質: 和紙
製法: 厚短冊(裏打あり)
模様: 漉き模様:全面雲母の上に打曇りか
書風:
用字:
書式: 初、三、五句における墨継ぎ:なし,上下句の頭に漢字を揃えない:あり,二行の頭を同じ高さに揃える:あり
風: